アラビアンナイト理論❶
アラジンといえば
「A WHOLE NEW WORLD」が有名ですが
(アカデミー歌曲賞なんだそう。)
私は注目すべきところとして
ジャスミンが、冒頭お城を飛び出すところにあると思っています。
ジャスミンは一国の王女様。
だけど、礼儀や規則に縛られている王宮での生活に疑問を感じていました。
本当は自由になることを夢見ていたのです。
結婚に関しても、王子との結婚しか認められていない法律のため、
求婚してくる王子達からは、
王女としてしか見られていないことが嫌だったんですね。
自分が本当に恋に落ちた人と結ばれたい!
そういう、女の子な願いかな。
劇団四季版でも「アラジン」があって
かなり大好きな演目なのですが
These Palace Walls(壁の向こうへ)
という歌があります。
王女たるもの
こういう話し方をすべき
こういう格好をすべき
という、しきたりに縛られていて
結婚相手まで、「こうすべき」が決められていて
自分で自由に出かけることさえ許されない
お城の壁の中に閉じ込められているなんて嫌。
でも、外の世界は
自分にはやっぱり刺激が強すぎるのかな?
飛び出す覚悟は持てるのかな?
という不安ももちろんある。
でも。たくさんの
「こうすべき」に縛られていると
いつしか
自分の心の声さえ
抑えるようになってしまうのね。
「どうするべきかしら?」
というジャスミンに対して
侍女たちが
「胸に手を当てて、何が望みなのかを問いかけて」
って言うんですね。
そしてジャスミンは
やっぱりここを飛び出したい
本当に自分らしく
心のまま生きてみたいの。
愛は見つけに行くものだから。
夢は追いかけるものだから。
と、高らかに歌うのです。
これ。ドラマチックな歌でありながら
私たちにもたくさんの教訓をもらえるな、
って思って聞いていました。
このお話を聞いてどう思いましたか?
これが「アラビアンナイト理論」の第1章。
それがどういうことなのかは、
また明日!
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