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タイの寺院#2 Gold Mountain(Wat Saket)360度の眺望と吹き渡る風の音

ワット・サケ という人工の丘の上にそびえる寺院を目指した。
行き方はいろいろあるが、まずプラートゥナムへバスで出て、
そこから運河ボートに乗って終点のPhanfa Leelard pier (ここまで14バーツ)という方法が面白そうだったので、6月の休日、試してみようと、最寄りのバス停からプラートゥナムを目指した。

プラートゥナムには、ピンクと緑のカオマンガイ屋が、50メートルくらい離れて営業している。これは他で書いたかもしれないが、緑の方があっさり目だと思う。
また、ここには水上マーケットもある。
ただ、わかったことは、水辺にあれば水上マーケットと名乗って良さそうな感じ。船に乗って買い物する水上マーケットとは、趣が違う。
そもそも、運河の水はよどんでいるし、申し訳ないが、いやなにおいがする。(このほとりで飲食するのは個人的には気が進まないが、よくはやっているのは確か。)
それでも、船に乗る趣はある。一度は乗ってみたかったのだ。
料金は、行き先を示せば切符の金額を示してくれるのでわかりやすい。端から端まで乗って14バーツ。小銭が使えるのはありがたい。

ここが🚢乗り場、インバウンドはアソーク方面からさらに東の方へ続いている

前置きが長くなったが、outbound のボートの終点から歩いて10分ほどの所に、ワット・サケはそびえている。
100バーツの拝観料を払うとここのお寺のイラストのラベルのお水が1本いただけるのがありがたい。
エンタランスを入ると、上りの階段脇に何段にも泉が流れていて、涼しげ、
そこに置かれた動物や龍や鳥の彫刻?オブジェ?は中国風でもあり
美しいと言うよりどこかグロテスクにも見える。
階段はらせん状に伸びていて、途中、マニ車ならぬ鐘がぶら下げられ、金属の棒でそれらを鳴らしながら上って行く、だからそこいら中に鐘の音が響き渡っていてにぎやかだ。
大きな銅鑼もあった、あれば鳴らしたいのは人情だろう。
鳴らすための棒は一抱えもあるような相当に重い物だったが、幸いと言うべきか、干支のサルは下の方にあったので、かろうじて音を出すことができた。
銅鑼の真ん中はくぼんでいて、歴史を感じさせた。
そしてついにお寺に到着。堂内に祀られる華やかな仏様たちを眺めながら
吹き上げる風に疲れた体を休ませた。



さて、最初に訪ねたこの日は6月中旬、上の公式サイトの金色の仏塔は修復中で、残念ながら最上階の回廊に上がることができなかった。
それでも、その下、四角く開いた大きな窓からの風は心地よく、
あまたの風鐸をかしましいほどに鳴らしていた。
金属製の金銀の風鐸は、ハートの形、菩提樹の葉の形かな。古代遺跡からもハート型の金製品などが数多出土しているのは、ハートの形に人は古来何かの意味を託したのだろう。

約1ヶ月後、再度訪ねたら

わかりにくけど6月は・・・上の方が白く覆われてたのだ
そして7月、金色が赤い建材の向こうに透かし見えたのだわ
近づくと、よりくっきりと!心持ち、壁も白くなったような・・・?
金色の塔の下の階からの眺め
十分魅力的な眺めです、風鐸の音をお聞かせしたい
階段が、上っていいよと招いてくれた
四方を守る仏様、美しい
心なしか遠くまで見晴るかすことができた最上階からの眺め

そして、再びここを訪れたのは、7月10日のこと。
日本から訪ねてくれた友人を案内するためだ。
ここからの景色を見てもらいたい。今回は、grabを使ってやってきた。
前回と逆ルートで友人を案内するために考えたルート。
到着して見上げた私の目には、覆いこそあるもののそれをすかして輝く黄金の仏塔!!わあ、思わず声が出た。嬉しい。
あと少しで全容を現すんだね!
螺旋階段を上り、お参りをし、風に吹かれながら窓にもたれて眺めを満喫した後、ついに最上階の回廊に上がることができた。
四方に小さい仏塔がある。四隅に立つ像は四天王の意味があるのかな?にしては柔和なお顔。
王宮から見ると、東にあたるこの仏塔は日の出の時華やかに輝くのだろう、
そして、西陽が沈むとき、ワットアルンの白い塔は朱に染まるのだろう。

私のバンコク滞在は2月まで。
また訪れる機会があるかもしれない。
さほどに、ここからの眺めと風鐸の音色は私の記憶に刻み込まれた。

黄金の御山におわす弥陀仏に日本語で託す小さき願い(まり子)

7月28日は国王の誕生日、そのためか街のあちこちで飾り付けが行われている。この仏塔の修復も、それに間に合わせたのだろう。落慶法要みたいな物があるのなら、見てみたいなあ。

汚い手をお見せしてすみません・・・これに願い事を書いて吊します
中国の影響は相当色濃い、七夕だものね、より華やかなはずだわ
お坊様専用のトイレ!

もっと簡単に行ける方法があった・・・

実は、最近気が付いたことが。最寄りのバス停からワット・ポーへいくバスがあって、上に書いた船着場の近くに停まるのだ。
バンコクに住み慣れるには、バス路線の攻略が大事になってくる。
冒険心に火が付いた、かもしれない。

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