【広辞苑コラム】棲(せい)

①鳥が巣食うこと。また、一般に動物のすみか。「棲息・水棲・両棲類」
②人が住むこと。住む家。「隠棲・同棲」

広辞苑第五版

同音異義語がここにも。
生息・水性・両生類
これは棲の字とはかなり仕様が違ってきますからね。

木へんに妻。
つまっていうのは女性でも男性でも充てていいらしくて、つまりは配偶者とか恋人とか、寄り添うものに対する言葉のようです。
だから「夫」でつまと読めるんだって。

木のそばはとても心が落ち着きますね。そこに根付いて生きていくのは、文字としては至極当然のことなのかもしれない。

野生動物は周囲をよく見て安全な場所を選び、自分で巣を作ります。棲息して、そこで子を産み育てる。連れ合いがいる安心を得るのですね。

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