「人はなぜ生きるのか」
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「人はなぜ生きるのか」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「人はなぜ生きるのか」
その生の始めは暗く、
人は泣きながら産まれてくる。
周りの大人たちは、
その泣き叫ぶ赤ん坊をあやしては、
「生きて産まれてきたね。」
と言って喜ぶ。
その子の未来は、
親兄弟にも分からない。
その子自身にはもっと分からない。
ただ人間として産まれて、
男女の性別だけが刻印されている。
この仕組みが善なのか、
それとも無明の元なのか、
人生の目的と使命を悟るまで、
地上の人間には分からない。
「生まれ、生まれ、生まれて、
生の始めに暗く、
死に、死に、死んで、
死の終わりに冥(くら)し。」
〔空海『秘蔵宝鑰(ひぞうほうやく)』〕
諸行無常の世の中で、
一燈を乗せて、
笹舟は、
ある時は、ガンジス河を流れ、
ある時は、吉野川を流れる。
願わくは、
一時なりとも、
世を照らす光とならんことを。
(大川隆法「心の指針」139)
【感想・気づき】
人はなぜ生まれ、死んでいくのか。
どこからやって来て、どこへ行くのか。
誰もが一度は考えた事があるテーマなのではないでしょうか。
両親、祖父母、兄弟、友人……自分を取り巻く人間関係は、変わらないようでいて、少しづつ変わっていきます。
ある時は、年老いた祖父母と他界します。
ある時は、興味・関心の合わなくなった友人との距離が離れていきます。
ある時は、離婚・再婚を経験する人もいます。
案外、長い人生の中で、常に変わらない存在というのはほとんどないのかもしれません。
全てのものは移ろいゆくものである――。
この諸行無常の風を感じていくのが、人生というものなのかもしれません。
神ならぬ私たちは、自らの人生を見通すことも難しいです。
未来は見えず、あてもない大海を彷徨っているように感じる日もあるでしょう。
出口の見えない日々の繰り返しに、人生が空しくなる日もあるでしょう。
人は何のために生きるのか。
考えを深めても深めても、その答えにたどり着くことは難しいものなのかもしれません。
ただ、せめて「願わくは、一時なりとも、世を照らす光になりたい」と祈ることは、万人に許されているのではないでしょうか。
今の時点で、自分の人生の目的に確信をもっている方は素晴らしいです。
ただ、今現在、人生の目的を掴むことができなくとも、この世にいただいた命を大切に、この世界を明るく照らすために一助となる道を探っていくことは可能です。
むしろ、そうして前進していく中に、自分の人生の目的と使命が見えてくるものではないでしょうか。
生まれて来たばかりの赤ん坊を見ては、生命の尊さを喜び、
移ろいゆく季節の中に、生命の儚さを感じる私たち。
私たちはたしかに今の時代を生き、その命は次の世代へと継承されていきます。
巡り巡っていく生命の神秘を感じながら、限られた時間の中で、自分にできることは何なのかを常に考え続けることが大切だと思います。
「生きる」とは、置かれた環境下で自分にできることを考え続けること、誰かの光になることなのかもしれませんね。
人はなぜ生きるのか。
自分はなぜ生きるのか。
秋の深まる今日この頃、この記事が「生きる」ことを考えるきっかけとなれば幸いです。
拙い感想を最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷
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