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「人生の持ち時間のなかで逆転の努力を」(大川隆法「大悟の法」より)

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私の記事では、大川隆法先生の累計3500回の法話3100冊以上の著書の中から、人生を豊かにする智慧をご紹介しています!

今回のテーマは、「人生の持ち時間のなかで逆転の努力を」。

前回、前々回に引き続き、大川隆法著「大悟の法」第2章「罪を許す力」よりお送りします。

前回、前々回の記事はこちら↓↓

前回までのポイントはこちら。

「自分を責めてしまうあなたへ」3つの処方箋

①自分を許す勇気
②負けを認める勇気
③「心の苦しみにも時効があってよい」

「他の人を許す勇気」
・人を憎み続けない
・悔しさにも時効をかける

失敗してしまった時に、いつまでも自分を責め続けるのではなく、自分を許す勇気も必要である。

心の苦しみにも「時効」があってよい。
また、他の人を憎み続けるのではなく、許す勇気も必要。

というお話でしたね。
今回は、その続きにあたる部分、「人生の持ち時間のなかで逆転の努力を」を、大川隆法著「大悟の法」第2章「罪を許す力」より、ご紹介します。


「失敗も一つの経験」

古代ローマでは、逆に、「負けても、いったん呼び戻して“リハビリ”をさせ、何年かしたら、もう一度、将軍として出す」という方法を取っていました。

これが古代ローマの強さの秘密です。
負けた人は、負け戦の経験を得たのだ。『こういう戦い方をしたら負ける』ということを学んだのだ」と考えるわけです。

「初めて戦いに出た人は、前の人と同じような間違いを犯して負ける可能性があるので、それよりは、一度、敗れた経験のある人のほうがよい」というのがローマの考え方です。

そのため、負け戦をした人でも、しばらくしたら、また将軍に立てて、何度でも出すのです。(中略)

失敗も一つの魂の糧であるので、「一定の期間をおいて、またチャンスを与える」という考え方が大事だと思うのです。

罪の許しが仕事の原理に加わってくると、「失敗も一つの経験である」という見方が出てきます。

大川隆法「大悟の法」

負け戦を経験した人は、負ける度に知恵が付いています。

その分、一度も負けたことのない人に比べて強い。

この考え方には、ものすごく勇気づけられます。

一度転んだからこそ、見えてくる景色もあります。

転んだ時の知恵を無駄にすることなく、次に活かしていく。

これこそが人生の醍醐味といえます。


「人生の持ち時間のなかで逆転の努力を」

この世の人生は長くても百二十年であり、たいていの人は数十年しか生きられません。

そして、「また生まれ変わってこよう」と思っても、すぐに生まれ変わってくることはできません。

今世も、お願いにお願いを重ねて、せっかくこの世に生まれてきたのだから、そんなに死に急ぐことはないのです。

いずれは死ななければいけない身ですし、死ぬ時期は必ず来るのです。

そうである以上、残された持ち時間のなかで、逆転できないかどうか、努力してみる価値はあると思います。

同じチャンスは二度とないので、できるだけ、がんばってみるべきです。

大川隆法「大悟の法」より

この世の人生は長くても120年。
せっかくこの世に生を享けたのです。

たとえ失敗してしまったとしても、まだ残された時間があります。

そうであるならば、その残された持ち時間のなかで、逆転できないかどうか、努力してみることはまだ許されているということですよね。


「完璧主義を捨てる事」

そのためには、あまり完全主義的な傾向は持つべきではありません

人間の持つ不完全な部分、ある意味における動物性、動物的な部分を受け入れることです。

自分にも他人にも動物的なところがあり、だからこそ、感情のままに流されて、怒ったり、嘆いたり、わめいたり、失敗したり、被害者意識を持ったり、攻撃してしまったりすることがあるのです。

人間には、そういう不完全な部分があり、不完全な部分があるからこそ、まだ修行が残っているのだということを知らなければいけません。

不完全さをも受け入れなさい」ということです。

大川隆法「大悟の法」

これは私も苦手な部分なのですが、「完璧主義を捨てる」「不完全さをも受け入れる」というのが、人生でやり直す場合には必要なようです。

確かに、一度失敗した自分が完璧なわけはなく、「足りない部分がある」と思っていた方が、謙虚に出発でき、失敗も少ないかもしれません。


「罪を追及しすぎない」

そして、罪というものをあまり追及しすぎると、さらに新しい大きな罪をつくってしまうこともあります。

あまりに潔癖すぎて、また大きな罪を犯すこともあるのです。 

会社の経営における失敗などは、よくあることです。
ただ、そのときに、プライドが許さないため、引くに引けず、強気一点張りで、さらに破滅に向かっていく場合があるのです。

その結果、自分のみならず、妻子まで犠牲になってしまうこともあります。

しかし、それを避けることはできたはずなのです。

大川隆法「大悟の法」

自分は一度失敗してしまったから、次なる失敗は許されない!

そもそも、まだ失敗などしていない、負けを認めたくない!

そんな気持ちで仕事を回しつづけていたら、いずれは大きな壁にぶち当たり、取り返しがつかない事もあるから気をつけなさい、ということでしょうか。


「知恵を尽くし、最後は自分や他人をも許す勇気を」

したがって、名誉やプライドだけで戦うのではなく、冷静になって対応の仕方を考えることです。 

この世的な知恵で対応できるのものは、知恵を尽くして考えるべきです。

さらに、知恵が尽きたら、次は勇気も必要です。

自分を許すにも勇気が要りますし、他人を許すにも勇気が要ります

その勇気を持たなければいけません。

大川隆法「大悟の法」

自らの持てる知恵を尽くして、物事の挽回を図ること。

その上で知恵が尽きた、これ以上の逆転は難しい…と思うならば、素直に受け入れ、自分を許す勇気、他の人を許す勇気を。

ということでしょうか。

引き際の美学もまた、難しいものですね。


〈まとめ〉

いかがでしたでしょうか。
今回のポイントをまとめておきますね!

・失敗も一つの経験
・人生の持ち時間のなかで逆転の努力を
・完璧主義を捨てる事
・罪を追及しすぎない
・知恵を尽くし、最後は自分や他人をも許す勇気を

失敗をしたとしても、負けた経験を知恵に変え、残された人生の中でやり直すチャンスが与えられている。

こう考えた時に、たとえ人生の道半ばで失敗したとしても、生きていてよかった!まだ挽回できるチャンスが与えられている!

と前向きに考えられるのではないかと思います。

その人の人生が成功だったか失敗だったかは、「棺桶の蓋が閉まるまで分からない」ともいいます。

最後の最後まであがきつづけ、泥臭く前進していくのもまた、人生というものではないでしょうか。

その際、自分の名誉挽回やプライドではなく、残りの人生でもう一度再出発のチャンスをいただいた、と捉えて、感謝・報恩の道を歩むことが、天から祝福していただけるような生き方でもあると思います。

私も最後まであきらめずに頑張ろうと思います!

今後とも何卒、よろしくお願い致します☆

最後までご覧くださり、本当にありがとうございました☆

※「人生の持ち時間のなかで逆転の努力を」は大川隆法著「大悟の法」第二章「罪を許す力を」に所収されています。
よろしければぜひ、書籍の方も味わってみて下さいね♪





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