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成功を続けるコツ-自分の器を知り、過ぎた欲を制する(リーダーに贈る必勝の戦略23)


自分の器を知り、欲を畳むと、成功が続く


「自分にふさわしい結果」が現れる


日本の人口自体は、いま、ほとんど増えないので、過剰な供給があれば、結局、「お客様に選ばれる」と言うかたちで淘汰されることになります。

ただ、もう一つ、別の視点、すなわち、全体を見る目も必要です。
同業他社の努力や、「お客様が何を選ぶか」という結果をよく見て、自分に与えられた「分」や器、与えられるべき名誉というものをじっと見通す目も必要なのです。

この地球上に生きているのは、自分だけではありません。

当然、頑張っているのも、自分だけではありませんよね。

自分たちの努力だけを見るのではなく、時には競合他社やライバルにあたる人たちがどれくらい頑張っているのかを知るのも、成功の秘訣となってきます。

意識して全体を観る目を養っておかないと、自分だけの世界に入り込んでしまい、「自分はこんなに努力しているのに、なぜ報われないんだ!」と世を恨んでしまうことにもなりかねません。

ここでもやっぱり出てくるのは自己客観視のお話。

成功者になる上では、全体観が必要なようですね。


「自分にふさわしい結果が現れてくる」と言う事は、知っていなければいけません。

「希望は実現する」とはいえ、やはり、理想の難易度が高くなればなるほど、実現の可能性が低くなる事は事実です。

「想いは実現する」とも教えていただいていますが、そこには、「想いは(自分にふさわしい形で)実現する」と付け足されるべきなのかもしれません。

途方もない目標を立てたところで、現実に自分が努力する道筋が立てられないのであれば、実現可能性は極めて低くなります。

「ゴール」を決めたならば、そこから逆算して、自分にできることは何かを冷静に、客観的に見極める目を養う必要があります。

やはり、「努力した分だけ、その結果が表れてくる」、ぐらいの気持ちで構えておいた方が、間違いがないと思います。



成功を続けるコツー欲を畳み、次に備える

人間には欲があります。
その欲は、ある程度までは、その人を成長させるための原動力になります。

しかし、その欲が拡大していく過程では、足が絡まって倒れるようなかたちで、うまくいかなくなることもあります

船の底にカキ殻がたくさん付いてくるように、成長に伴い、いろいろな欲望が付随して現れてきて、邪魔になってくることもあれば、他の人の考えや人間関係なので、しがらみができることもあり、ストレートにいかなくなる時があるのです。

ある程度のところまでは、欲に基づき、「欲を伸ばす」というかたちで元気にやっていけますが、ある成長点を超えたあたりから、今度は、「欲を捨てる。欲を畳んで絞り込む」ということが必要になってきます。

「成長欲」という言葉がある通り、「大きく成長していきたい」という欲は、私たちの向上にとってあってしかるべきもの。

人間は本能的にも発展・繁栄していきたいと思う存在だと思います。

そのため、最初の原動力にそうした欲のパワーを適切に使うことはできるのですが、自分のキャパシティを越えて、どんどん広げていきたいという欲が止まらない場合、いつしかその欲が足かせとなって、大きく躓くきっかけとなってしまうことも考えられます。

ある時は、よく見られたい、という欲が虚勢になってしまったり。

ある時は、共に手を携えてきた人との間でお互いの権利を主張し合うトラブルが生じたり。

これは、自分の限界を越えて無理をしていることによって起きる問題だな、と感じたら、潔く欲を畳むことも成功の秘訣になるそうです。


槍術では、「槍は着くよりも引く方が難しい。引く速度がかなり速くなければ名人にはなれない」と言われています。

槍をついて穂先が刺さっているあいだは、槍を縦横無尽に使うことができないからです。引くのが速い人の場合は、槍を自由に動かせる時間が長く、その範囲も広いのです。

欲は次から次へと出てきますが、「これは、自分には、ふさわしくないものだ。自分の器、自分の適性から見て、ふさわしくない」と思ったとき、あるいは、時流や時期を見て、「いまは、ふさわしくない」と思ったときには、欲を畳み、そして、次に備えることが大切です。
それができる人は、さらなる成功を続けることになるのです。

戦いにおいても、引き際を制する者が結局は勝利する、と言われています。

欲のコントロールとは難しいものです。

一度大きく広げてしまった戦線を縮小することにも勇気が要ります。

ここで気をつけておきたいのは、「欲を畳むことは、決して負けることではない」ということ。

時期早尚だった、ということもあり得ます。

心意気は良かったけれども、現在の自分の実力不足で追いつかない、といういことであれば、一旦欲を畳んで、身の丈にあったサイズ感から再スタートする、という道もあります。

それは、未来の成功に向けての戦略的撤退であり、決して恥じることはありません。

生きている限り、何度だってやり直すことはできるのですから。

長い目で見て、大きな成功を描きつつ、自分の現在の器を越えたな、と感じたら、その都度事業の規模を変えていく。

そんな伸縮自在さ、柔軟さを持っている人であれば、最終的には遠くまで到達することができるのではないでしょうか。



今回の解説はここまで。

最後までご覧くださり誠にありがとうございました。


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