「善悪の逆転」
いつも記事に目をとめてくださり、本当にありがとうございます。
私の記事では、大川隆法先生の法話・著書の中から、おすすめの作品を紹介しています。
今回は、心の指針「善悪の逆転」をご紹介したいと思います!
大川隆法先生は、毎月、「心の指針」という詩を月刊誌に寄稿してくださっていたのですが、シンプルな言葉の中に深い味わいがあり、読むたびに心の気づきが得られる作品ばかりなんです。
皆さんにもぜひ、「心の指針」の世界を味わっていただきたく、時々ご紹介させていただいております。
それでは、今日も皆さんへ、感謝の気持ちを込めて、贈ります。
「善悪の逆転」
この世の中は、まことに不可思議だ。
社会を良くしようと、善なる言説を説いていると、
無視されたり、
非難される。
他方、
有害な言説が、
一世を風靡することもある。
「理不尽だ」という言葉で、
片づけることもできよう。
しかし、考えてもみよ。
川を下ることは、簡単だが、
川を遡ることは、困難なことなのだ。
坂道を下るのは簡単だが、
坂道を上るのは、自転車を使っても難しい。
広き門より入るのは、た易く、
狭き門より入るのは、難しい。
善の道を選び取ることは、
この世ではかなり大変なことなのだ。
それは、ちょうど、
この地上世界では、
重力が働き続けていることに似ている。
自然のままでは、あらゆるものは、落下するのだ。
しかし見よ、
空を飛ぶ鳥には羽がある。
空中を飛ぶ虫にも羽がある。
だから、人間よ、
真・善・美を求め続けよ。
四正道を求め続けよ。
それが、あなた方の羽となるだろう。
(心の指針237)
【感想・気づき】
誰かのためを思って、一生懸命活動しているのに、周りから受け入れてもらえない時があります。
その反対に、世の中にとって明らかに有害だろう!と思うような方向の言論が、一気に広がることもあります。
どうして自分か真心から発信している言葉が人々に届かないのだろう。
なぜ、恨みや呪いに満ちたインパクト大の言葉の方が、広がりやすいのだろう。
一生懸命発信している側になればなるほど、その矛盾に愕然とし、苦しくなってしまうものかもしれません。
ただ、ここで頭の片隅に置いておきたいことは、自然の原理についてです。
川を下ることは簡単だけど、川を遡ることは難しい。
坂道を下るのは簡単だけど、坂道を上るのは難しい。
つまり、簡単な方に流れることは、いくらでもできますが、難しい道を敢えて進むことは、難しいんです。
聖書にも「狭き門より入れ。」と言う言葉があります。
大抵の場合、滅びの道に進むのはた易く、狭く厳しい道を選べる人は少ない。
厳しい道を選ぶような人は少数派だし、そのような自助努力型の発信をしていると、煙たがられることもしばしば。
政治だって、「自助努力型の社会を」、なんてスローガンを出したら票がもらえず、バラマキ型の政策ばかりが人気です。
このように、人は放っておくと、易きに流れる存在です。
厳しい道を選ぶことが向上に繋がると分かっていても、その道を選び取ることは、生きていく上ではとても難しいものなのですね。
厳しい道を行く、坂道を駆け上がっていくような道を取る人は、動物的本能とは逆の行動にあたるのですから、自然界の法則に反しているのかもしれません。
ただ、鳥や虫に羽が与えられているように、私たちにも、大きく飛躍する翼が与えられる可能性があります。
いつまでも地べたを這いつくばっているような人生に感じていたとしても、諦めずに精進を続ければ、必ず大きく羽ばたく時がくる。
そのために必要なのが、真・善・美の追求だと言われています。
この世の中において、
「真理とは何か」を探求し続けること。
「善とは何か」を探求し続けること。
「美とは何か」を探求し続けること。
そして、「四正道」、「愛・知・反省・発展」を求め続けること。
こうした真摯な探求姿勢を持っている方には、かならず大いなるものへの尊崇の念いが湧き、正しい方向へと導かれて行くことになるのだと思います。
つまり、自分の良心に誓って、正しい道を歩んでいるはずなのに、周りの評価がついて来ない時は、淡々と「真・善・美」の追求、「愛・知・反省・発展」の探求に徹すること。
「天は自ら助くる者を助く」、とも言います。
その心に私心なく、ひたむきに生きている場合には、きっと翼が与えられる日が来るのだと信じていきたいです。
そして、願わくはそれが、自分のためだけでなく、世の人々のために飛び立つ翼でありますように。
皆さんの未来が明るく拓けますよう、私も共に祈っています。
拙い感想を最後までご覧くださり、誠にありがとうございました🌷
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