便秘と姿勢と脳のつながりの話〜standFM音声配信付き〜
私はホメオパスなので、普段健康相談を受けている中で
やっぱり圧倒的に便秘の方が多いなーと感じる。
便秘の原因って、ストレスとか、食物繊維が足りないとか
水分不足だとか、ホルモンバランスだとか環境の変化だとか。
それはもういろいろ。
排便時の姿勢もだ。
かつてどこの家にもあった和式トイレにしゃがんで排便していた時の姿勢は
腸の走行、形状的に、便が出やすいストレートな状態になる。
力めば、真下に落ちる。笑
だけど今はほとんどが洋式トイレ。
排便の姿勢が座位になる。
その姿勢は、直腸付近に腱のフックがかかって、一部が吊り上がっているような
状態になる。
真っ直ぐに便が落ちにくい姿勢だ。
だから今は、トイレ用の足台が販売され始めた。
洋式トイレに座わった時に20cmくらいの足台に足を乗せると
少し、和式トイレにしゃがんでいる姿勢に近づく。
便秘がちな方は排便時の姿勢も工夫してみると、良いかもしれない。
排泄においてもうひとつ大切なことは
脳がトイレを見たときに、体に何を指令するか。
私は和式トイレで育った。昭和人間だから。
20代の時初めて洋式トイレに座り、初めてウォシュレットを経験した。
失敗しましたね。大失敗。
腰掛ける場所が浅すぎて。。
ウォシュレットのボタンを押したら、背中にお水が派手に上がって
トイレの天井まで上がった水が私の頭に降り注ぐという。
育った家はぽっとん便所だった。
しかも、居間から離れた場所にあった。
だから夜に便意を催すと、子ども心に、切なかった。怖いから。
だから部屋中の電気をつけながらトイレまで行って
いざトイレを見ると
そこはぽっとん便所。
暗くて、臭くて、怖くて。
だからすぐに排泄を終わらせて、一目散に家族の元へ帰ることしか
考えられない。他にすることなんかない。
それを、脳が覚えるの。
トイレを見たら、「排泄せよ!なるはやで!」
だけど今は、洋式トイレになった。そこは居心地よい個室。
便座は暖かく、いい香りなんかして、うっかり動画一本見ちゃうとか
新聞を読んでしまうとか、テレビを設置しているという方もいたし。
だからトイレを見た時にここは排泄をするところなのか
それともリラックスをするところなのか
それとも本を読んだり、動画を見るためのところなのか
脳はちょっと混乱しちゃう。
「えっと、今から、何するの?」
今ここ集中は大事!排泄の時は、排泄に集中できる体になろう。
特に便秘の方は、トイレでは排泄以外のことはしないで。
トイレの中もシンプルに、すっきりと。
本を読んだり動画を見たりしない習慣を心がけるだけでも
きっと便秘の改善につながると思う。
やってみてね。
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