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面長コンプレックスの私が “似合いにくい” と言われがちな「センターパート」(デコ出し)に挑戦してみたら

2024年における私のいちばんの変化は「前髪」でした。たかが前髪、されど前髪。前髪ひとつで顔の印象がガラリと変わると思うんです。

私は基本的に「前髪あり」で人生の大半を過ごしてきました。これには明確な理由があります。それは、“面長” を緩和させるため。前髪で顔の面積を狭くして、横にボリュームを出しやすいボブにすることで少しでも面長を誤魔化したい、という意図のもとそうしてきました。

が、思い切ってデコを出してみたらけっこうしっくりくる。というか、こういう髪型がしたかった。いままで面長コンプレックスを優先しすぎていたのかもしれない。

デコを出そうと思ったのは顔タイプ診断がきっかけだったので、そのあたりも含めて「どのような心境の変化でデコを出したのか」という、スケールの小さい話をまとめてみようと思います。


韓国の財閥令嬢ってどんな???

2024年7月に顔タイプ診断(プロ)を受けたところ、結果は「エレガント」でした。念のため書いておきますが、これはもちろん私の顔がエレガントなわけではなく、曲線と直線のバランスやパーツなどから、8タイプあるうちのエレガントに分類されただけです。

エレガント(大人顔タイプ)の特徴のひとつに「顔の長さ」があり、冒頭に書いたとおり私のコンプレックスである面長も診断結果に影響しているよう。

診断結果については理論的でとくに異議はなく「へええ」と聞いていたのですが、診断士さんから「前髪ありのボブにしている理由はありますか?」(要約)と聞かれました。

そりゃあもう面長を緩和させるためです。それ以外に理由はありません。

そこで、長年のコンプレックスである面長について話したところ予想外の回答が返ってきました。「好きでいまの髪型にしているわけではないなら思い切って変えてもよさそう」「センターパート(デコ出し)のロングヘアとか」「韓国の財閥令嬢みたいな」と。

“韓国の財閥令嬢” というわかるようでわからない情報が入ってきたためやや混乱したものの、「デコ出し」+「ロングヘア」はいままでけっこう避けてきたスタイルです。そこを勧められるとは思ってもいなかったため驚きました。診断士さんの意見は下記。

・大人顔に属しているので大人っぽい雰囲気が◎
・デコ出しに抵抗があるなら斜めに流すでもOK
・面長の緩和を優先しなくてもよさそう(他者から見るとそこまで面長とは感じない)

実年齢よりも上に認識されたい

ここでちょっと昔の話をしますが、私は子どもっぽく見られることがすごく嫌でした。たとえば高校3年生なのに「1年かと思った」などと言われることが本当に嫌で「舐められている」と感じてしまい、10代のころから年齢コンプレックスがあったと思います(歪)。

そのため隙あらば自分の年齢を強調するようになりました。過去にライブドアブログの公式ブロガーとして活動していたときは年齢を入れたブログタイトルにしていたし、いまもTwitter(現X)などをはじめ、活動している場所では基本的に「85年生まれ」と年齢がわかる表記をしています。

年相応あるいは実年齢より上と認識されると対等に扱われている(舐められていない)気がしてうれしい。実年齢より上と認識されればされるほど立派な人間に見られているようでうれしい。

いきなりなんの話をしているかと思うかもしれませんが、「前髪ありのボブ」が私のこの年齢コンプレックスにけっこう影響を及ぼしていました。

というのも、前髪ありのボブはパッと見の印象で子どもっぽさ(フレッシュさ)があるため、「なるべく実年齢より上と認識されたい私」にとって都合が悪い。しかし面長を緩和するためには仕方ない。つまり、けっこう我慢して前髪ありのボブにしていました。

ところが、顔タイプ診断で診断士さんから「面長を気にするより雰囲気に調和しやすい髪型(デコ出しロングヘア)にしてみたら」と提案され、目から鱗だったのです。

仲間由紀恵なのか中村アンなのか

しかしながらデコ出しロングヘアといってもさまざまなスタイルがあります。仲間由紀恵のようなストンとしたスタイルなのか、中村アンのようなかきあげるスタイルなのか。ということでいつも通っている美容院に行って事情を話してきました。

結論からいうと、ストンとしたスタイルは縦のラインが面長を強調させてしまうため私にとってはNG。つまり仲間由紀恵より中村アンを目指すべきだ、と(あくまで概念)。

なるほど。ここで過去の失敗が蘇りました。じつは過去にも前髪を伸ばしてデコ出しロングヘアに挑戦したことがありました。しかしそれが仲間由紀恵スタイルだったため、私にとっては面長のコンプレックスが目立ってしまう結果になっていたのです。

そのとき「デコ出しロングヘアは私には似合わない」という実績が生まれてしまいました。これが、前髪ありのボブにしていた経緯です。

さて、では実際にセンターパートの前髪を作っていきましょう。理想は毛流れのある「S字前髪」です。

S字の作り方はいろいろあるのですが、美容系YouTuberのななこちゃんによる「髪の毛の生え方の解説」がわかりやすいのでおすすめ。生え方を理解していないとペタンとしてしまうので要注意です。

私はこんな感じに仕上がりました。

言うほどS字じゃなくない?

言うほどS字じゃないのは、外出から帰ってきたあとに撮った写真だからです。セットしたときはもう少しくっきりしていました。言い訳です。

ポイントは横から見たときも立体感があることで思いのほか面長が気にならなかったこと。私としては大人っぽい雰囲気になりたいと思っていたのでかなり気に入っています。

2024年4月(左)と2024年12月(右)

たかが前髪、されど前髪。変えたとしてもほぼ気づかれることはないけれど、自分の気持ちは上がるので小さな心機一転にいかがでしょうか。

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