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お目当ての店が閉店して広島焼きにたどり着いた話
たまに家族で外食を楽しむ。
たまに、だからか好きだったお店がどんどんなくなっていく昨今。
モロッコ料理店は開店前から行列だったのにモロッコ旅行から帰ってきた娘と行こうと検索したら九月で閉店していた。タジン鍋が恋しい。
京料理のお店は永遠にそこにあると信じて疑わなかった。東京にいながら京都を味わえる難度も足を運んだお店も今月限り。
そこから独立した大将のお店も知らない間に撤退していた。え、ほんと?
さらに先日気に入っていたメキシコ料理店に雨の夜出向いたが居酒屋に代わっていた。見事なものだ。居酒屋居酒屋居酒屋…嫌いとは言わないけど多すぎない?
そのメキシコ料理店は本格的なお味でシェフはどこで学んでこられたのだろうと友人と大興奮していただいた。広い店内には私たち3人だけしか客がいなくて、今思えば存続しているのも無理な話かもしれない。
雨の夜、ごきげんパパ♡と娘を懐かしのメキシカンに連れて行きたかった思いはずぶ濡れになり心はズタズタ。アメリカに住んでいた頃はメキシコ料理店が身近だった。
人手不足でお店を畳むケースも多いらしい。若者よ、どこで働いているの?材料の高騰も厳しいのだろうな、などと街を彷徨っていたら娘から天使の声。
「ママが行きたがっていた広島焼き食べに行こ」
そう。先日宮島の帰りに食べそびれた広島焼き。夢にまでみた広島焼きのお店なら開いてそう。娘は粉もんはあまり得意ではないのに優しい。涙…
焼肉にしようというごきげんパパ♡を宥めすかしてお向かい二階の広島焼き屋さんに入る。誰も先客はない。恐る恐る広島焼きと鉄板焼きを注文。
ファストフードの全く逆でだいぶ長いこと時間をかけて焼いてくださる。その間にUberの注文も相次いで雨だからなんだろうけどなかなか実は繁盛しているお店のようで一安心。新規開拓はドキドキ。
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うすーい粉を解いた皮の上にさまざまな具材が積み上げられていく様子が目に入る。
随分前に朝ドラで見た『てっぱん』を思い出す。確かエノケンさんがお父さんだったやつ。
家族で話すことはそんなにたくさんはないけどなんとか間がもって到着したのがこちら。
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人生初広島焼き。関西人の私はモダン焼きを想像していたけど粉で繋いでいるのではなくてほぼ焼きそば的な食べ物でした。そしてソースもとても美味しくて、ご店主が日本一と豪語されるだけのことはありました。
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鉄板焼きももやしモリモリお肉ジュウジュウで、ホテルなんかで食すと大変高級になりそうな(お値段が)感じがいたしました。
他にサラダやビールなどたのんでしめて5000万円いくらかとご店主がおっしゃるので6,000万でいいですか?とお支払いして470万のお返しですね、これ、最後まで言い続けるのが大事なんですよ、のやり取りを楽しんだ夜。
メキシカンは残念だったけどいつもなら行かないジャンルのお店もまた楽し。
皆様はどんな週末をお過ごしでしょうか。良き秋の日になりますように。