いつかは行ってみたかった鶴の湯温泉に行ってきました!
いつかは行ってみたいと心の奥底に温めていた秋田の秘境、鶴の湯温泉を娘の夏休みに合わせて訪ねることができました。旅するなら東北、と思って候補にしていた十和田湖奥入瀬方面と迷った結果今回は秋田に。
ところが前週から台風10号が日本めがけて襲いかかってきて進路も定まらず…キャンセルも頭をよぎりましたが新入社員の娘の休暇を動かすことも難しいだろうと思い切って秋田新幹線こまちに乗り込みました。
東京駅を出る時は青森行きと合体?連結?していて、東海道新幹線しか知らない我々には物珍しく映ります。
乗り込むと東海道新幹線では左右5席なのにこちらは4席。グリーン車みたいな気がしました。仙台、盛岡ときて青森行きとは切り離されて秋田向きに西に向かい目的の田沢湖駅に着きました。
バスの案内所はあいにくのお天気なのに内外からの観光客でそこそこの賑わい。まずは田沢湖畔に行くことに。15分ほどで到着です。
ふむふむ、これが小学生の時に日本一深いと覚えたあの湖なのね。2番は池田湖…どこにあるのか知らないなぁ。やっぱり1番ってすごいのね。
湖で泳いでいるカップルもいて、秋田の夏の終わりを惜しむかのよう。次のバスまで秋田犬や秋田三鶏、稲庭うどんの製造工程などを見学。ほかに土産物屋さんに目立つのはやはりいぶりがっこ!なるほど〜秋田を実感。
さてさてアルパこまくさ行きのバスが来ました。終点で鶴の湯温泉の送迎バスが来てくれるらしい。世にも名高い温泉がもうそこです。
鶴の湯温泉は乳頭温泉郷にある一つのお宿で、もちろん秘境感満載。予約を取るのもなかなか大変らしいですが今回はJRのパックツアーで一部屋確保できました。
おー、これはまんが日本昔話の世界ではないですか?茅葺き屋根が新鮮です。
なになに?坂上田村麻呂に薬効を認められた温泉とは!奈良の都生まれの私もびっくり。
まずはチェックインしてお部屋へ。
大変簡素な畳のお部屋にはテレビもエアコンもありません。これはお伽話のよう。
温泉は女性用が3箇所あるとのこと、まず一つ入ってから楽しみにしていた夕食は他のお客さんと同じ部屋に並べられたお膳の前でいただきました。
この地の山の幸が盛りだくさん。
囲炉裏で塩焼きにしたいわなと、お蕎麦のほかに自家製味噌のだんご汁もとても美味でした。
給仕をしてくださるおじ様の秋田訛りがまた耳に心地良くて旅情を掻き立てます。
食後に二つ目の大きい方のお風呂へ。
ここからちょっと想定外の展開がありました。
よもや混浴露天風呂に足を踏み入れようとはこの貼り紙がなければ思いつきもしませんでした。
娘と2人、板戸を開けるときはなかなかスリリングですが白濁のおかげで醜態を晒すこともなく入湯。無事桃源郷を味わうことができました!
娘も入ってみればプールみたいなものね〜などど不敵なひとこと。意外と大物かも。
こうして乳頭温泉の夜は暮れました。続きは田沢湖、角館のことを書こうと思います。皆様良い週末をお過ごしください。