FAZIOLI Japan
なんというか根が凝り性というか、ものの作られた経緯とか、哲学とか、素材とか、構造とか、歴史とか、人の思いとかが私にとってはとても大事であるという性格のために、
スタインウェイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーと、それぞれの企業のショールームで試弾させていただいた先に、「次はファツィオリを弾いてみたい」と思ったのです。
ファツィオリで弾かれた音楽を実際に聴いたのは2回。ともにイタリア文化会館のアニェッリホールで、1回目に弾いた方の印象と2回
『ルピナスさん』
Text and illustrations by Barbara Cooney バーバラ・クーニ―, 掛川 恭子 訳
バーバラ・クーニ―は、自立した女性を描く絵本作家で、彼女の目には女の子からおばあさんまで、しっかりと個として描き切るという透徹とした目線があって、その確かさに私はどうしても安心してしまう。
そして画家でもあったクーニ―の絵は、一層その自立性を引き立てて、ほとんど孤独さえ感じるようだ。
だけれど人が孤独を抱えた存在でなかったら、
『Once upon a home, upon a home』
illustrations by Kunio Kato, Text by Kenya Hirata, Transpated by Arthur Binard.
つみきのいえ、の英語版。
私の中では、絵本はセンチメンタルでない方がいい。
どんな状況でも、タフな精神と機転で世を渡り歩いてしまうのが絵本の世界に住んでいる人たちの特性で、
それゆえに絵本を読む度にどんどんタフにならざるを得ないからです。
この