サインに気づくこと
子供の頃、ピアノを習っていた。
中学生の合宿コンクールでは常に
ピアノ伴奏を担当していた。
発表会本番、順番を待つ間はピアノを弾くことは出来ない。
私は目を閉じて、鍵盤と指の動きを想像した。
そのおかげで不思議と緊張せず落ち着けた気がする。あの時は、ただの気休めのつもりだった。
けれど、Youtubeで見た動画で
〝ピアノの練習を想像で行うだけでも、実際の
練習の50%の効果が得られる〟
と脳神経科学者のマシュー・ウォーカー教授が
言っていた。
この想像する行為のことを
『ビジュアライゼーション』と呼ぶらしい。
アメリカの作家、メル・ロビンスは
『ビジュアライゼーション』を
〝サインに気づくこと〟と言い換えている。
なぜなら、私達の脳は
ビジュアライゼーションをすると
その内容を正当化する情報だけを意識的に吸い上げるようにする機能を持っているから。
ゴミみたいな思考を捨てて
望む自分を毎日想像しよう。
私は人生のサインに気づきたい。