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簿記の勉強は、忘れた回数勝負!?

簿記の勉強をしていると、内容を学習したときには理解できているのに、暫く経つとすっかり忘れてしまっていることがあります。
いざ問題を解こうとすると、手が止まってしまうんですね。

今これを読んでいて「わかる、わかる!」と共感してくださったそこのあなた!あなたは正常です。大抵の人がそうなんです。
なので、自分は物覚えが悪いとか、頭が悪いんじゃないかとか思わないでくださいね。

長年簿記を指導してきた立場から言わせていただくと、検定試験にスムーズに合格している優秀な方ですら、直ぐに全部をすらすら覚えられているわけではないです。標準的な理解度の方では、まず最初に解説を聞いた段階ではぼんやりわかったような気分になっていて、一日、また一日と日を追うごとに記憶が薄れていきます・・・。そして、一週間も放置すると・・・すっかり忘れてしまいます。

なので、忘れること自体を避けることは出来ません。
ただーし、その対処の仕方で運命が分かれるのです。

忘れた後、そのままにするか、覚え直すかです。

そう、忘れたら覚え直せば良いだけです。
忘れることは防げないので、じゃんじゃん忘れるのです。
でも、一回忘れただけで止めないでください。
沢山忘れるためには、覚え直さなければいけません。
テキストを見直して、その内容に対応した問題を解いてみます。
風呂に入っているときや寝る前にテキストを見直します。

それでも・・・残念ながら、また忘れてしまいます。
そして、また覚え直します。
これを5回以上繰り返してください。
ええ、1回や2回でなく5回以上、出来れば10回くらい忘れてみてください。

段々と忘れなくなってきます。

あれ?どうしたの、私の脳みそよ!
いつもの調子で忘れるんじゃなかったの?
ぐえ~、まだ覚えてる!
し~くり、くりし~・・
夢の中でまで仕訳をしていたりします。

こうなると、段々と仕訳がスムーズに出来るようになったり、問題を読むと手が勝手に動くようになってきます。

私は以前の受講生の方から、「先生に言われたように繰り返し覚え直したら、覚えられるようになりました。問題が解けるようになると、簿記って楽しいですね!」と言われたことがあります。

勇気をもって忘れましょう!

でも、まあ・・・

なるべく効率良く学習したいですよね。
そこで、このブログを読んでいる方に、とっておきの方法をお知らせします。

忘れるタイミングで復習すれば良いんです。

人の記憶は覚えてから24時間以内が最も激しく忘れると言われています。
そして、その後、1週間くらいでゼロに近づいていきます。
なので、このタイミングでフォローするのが、とても効率の良い学習方法となります。

つまり、完全に忘れ切ってから一から覚え直すと時間が掛かるので、完全に忘れてしまう一歩手前で「忘れないもんねー!」と見直すほうが楽できるわけです。
同じような仕事をしていて、誰でも持っている時間は24時間なのに、人によって随分と差が出ているのは、この忘却への対処の差のようにも感じます。

テキストを見直すだけでも大分違いますので、簿記の新しい項目を学習したら翌日に見直す、次は1週間後に見直すという習慣を付けると、「すっかり忘れてしまった」という状況を避けることが出来ます。

試してみてください。

合言葉は、「じゃんじゃん忘れる」ですよ!


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