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2nd EP「トーキョーのライリエル」tete-a-tete(内緒話)〜過去の「東京」の記憶を今の自分のものにする〜

かなりnoteを書くのが遅くなってしまいましたが、2024.4にリリースした2nd EP「トーキョーのライリエル」のtete-a-teteを書いていないことに気づいたので、今ここで。

各種ストリーミングサービスにて配信中
https://big-up.style/gLxB5Dxphb

imaginary city 369番街。迎えにきて。

このEPは、電話越しの受話器の声から始まります。

彼女がいるのは、imaginary city 369番街。空想上の街のようですが、ここは確かに存在します。

そう、このEPにで今から歌われるのは、実在する街「トーキョー」の物語。

壊されていく街。空想と現実の狭間のような、この街。

01.スクランブル(2017⇨2024)

この曲は、バンド時代、まだ一つ目のバンドだった頃の2017年に作った楽曲。渋谷のスクランブル交差点と、人との交わり・そしてすれ違いを重ねた歌です。

この頃に記した歌詞は「あらゆるものが溢れているけど 欲しいものはここにはない」

7年の時を経て、再び音源にしました。

「渋谷」という街のカルチャーの歴史を知った今だからこそ入れられたオマージュも。

「東京は夜の七時」と、左はさらにその元ネタ。

02.3番線(2018→2024)

この曲は、2つ目のバンド「花散るライラ」を結成してすぐの2018年に作った楽曲。

今も特に気に入っており(バンド時代も人気でした)、このEPを出す前からライブで演奏していたこの「3番線」。

個人的に「殺し3部作」と名付けているうちの最初の1曲(笑)で、この歌詞の主人公は、電車のホームに飛び込んだのかもしれないし、それは全て白昼夢かもしれないし、あるいは飛び込んだ先は……という、さまざまな解釈ができる歌詞。

私、曲の中で人をコロしがちです。笑
「死」というものの美しさや、「生と死のはざま」のようなものに、深層心理的に惹かれているのかも。

この曲は特にバンド時代のサウンドから、大きくアレンジが変わっています。とてもお気に入り。

左は頭の中に浮かんでいたピアノフレーズや語りを入れるのを後押ししてくれた作品。コーラスには、小〜中学生の頃に大好きだった「3番線」へのオマージュを。

「全て光」とゆず


イメージ写真もとても素敵なものが撮れました。

03.Tokyo(トーキョーのライリエルver)

この曲は、バンドを解散し一人になり、2021年にLailielと名乗り作った記念すべき1曲目「Tokyo」(2021年)のNEWアレンジです。

2017年のスクランブルでは東京について「あらゆるものが溢れているけど 欲しいものはここにはない」と歌っていましたが

2021年には「何もないけれど 全てがあるよの街には」と、真逆のことを歌っています。

さまざまなものに触れ、知り(special Thanks 志磨遼平)、東京への認識が、そして想いが大きく変わっていることがわかります。

私の愛するさまざまな芸術が生まれ、そして生きている街、「東京」。これからも大切に歌い続けていきたい曲です。

スカートは我がもう一足のわらじ、HERALBONY
これらはソール・ライター オマージュの写真たち。

本当は「見下ろしたかった」ジャケット写真

本当は、左のオマージュである右のジャケット写真、のオマージュをやりたいと試みたのですが、なかなか撮影条件が合わず、今回は断念。

パリの街を見下ろすジャケット。

なので今回は、街中から「見上げ返す」構図で。

もっと大きくなって、堂々と渋谷の街を「高いところから見下ろす」ことができるようになったら、リベンジしたいと思っています。

All photo by オオハラシンイチ

「トーキョーのライリエル」
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マリエ映茉(ライリエル Lailiel)
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