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MOAの自然農法講座 第2回は畑で!

2月の講義に続いて2回目は、畑にて。
会場の保育園から徒歩5分ほどのところに私と師匠の畑があります。
今回は雨もあがっていたので、畑を見ながら!ということで、参加の12名の方と畑に向かいました。

MOAから来てくださった須崎さんと、畑の立地、水捌けや畝を立てる方向(畝の方向は南北!)を確認したり、おさらいしたり。

去年からの開墾の概要は、師匠の吉井さんからお話ししました。
昨年から、草をひっくり返して、耕運機を軽くかけた後、米ぬかを入れて発酵させてから畝をつくり、使っていること。
もと田んぼなので水捌けはやはりあまりよくなかったので、今年から暗渠を作ってだいぶ改善したこと。

水捌けはやはり大事なポイントとのこと。借りられる土地はどうしても田んぼ跡地が多いけれど、耕盤層に穴をあけてもよいか、水を流すような作業をしてもよいか、などオーナーさんとよく話し合って行くことが大切です、とも。

そして土作りでは、枯れ草を土にすきこんだり、表土にかけたり、落ち葉も通路にしいたりしています。
ここは幸いにも隣の空き地に草は豊富にはえてくるので、それを師匠が定期的に刈ってくれて、乾いたところで私も使わせてもらっています。
(山の方にたくさんある落ち葉も、もっと活用したいなぁ、と思ってはいるのですが、なかなか実現しません💦)

隣の草地とはえている草の種類や様子が異なることも、みんなで一緒に確認したりもしました。
単子葉植物中心から、ハコベのようなやわらかい双子葉植物中心に4~5年で変わってくるとのこと。
我が家はまだ2年目なので、根っこがともかくすごいギシギシやそのほか、単子葉植物もまだまだはえてきますが、やはり最初とはだいぶ違う感じはあります。

次に少し移動して、師匠のもうひとつの畑にも行きました。
今回の見学の狙いのひとつは、土など条件による違いを見ること。
こちらは、10年近く貸し農園として利用されているところなのですが、水もちが悪いのが難点で、とくにキュウリとナスの成長がイマイチなのです。

たしかに同じ時期に植えたとは思えない差があります。
一方でトマトはよい感じなので、やはり水の関係で、トマトにとっては好都合なのでしょう。

朝まで雨が降っていたので、土を掘り返して様子を見るまではできませんでしたが、機会があればそういうのも見ていきたいですね、などなどお話しながら、会場の保育園に戻りました。

今回は資料として、この3月に農水省からの助成事業で作成した資料の一部を提供していただきました。
みどり戦略をうけて、農薬に頼らない農法への関心も高まっていて、2000部刷った「MOA自然農法研究テキスト」は全国各地に配布された、とのことです。

土作り、そして放任ではなく、観察をした上で手をかけていくこがMOAの自然農法で大切にしていること、とのこと。

地域の農家の人からもいろいろ聞くことも大事。植物生理は同じだから参考になることはたくさんあるはず。農薬や肥料の部分は聞き流しておけばいいのです、というところに、なるほどなー、という気づきもありました。

たしかに、農家さんはちょっと聞くといろいろ教えてくれます。いままでは、農薬や肥料使うのとは考え方が違うしなぁ、と聞いたことを自分の中に落としこめずにいましたが、そっか、いらないとこはスルーでよいのか(笑)!

最後に師匠が、ウリハムシ対策の「おひさまキラキラ」を紹介して、希望者にはプレゼント!
参加者の女性の方から、ダメになりかかっていたキュウリが復活したよ、というコメントもありました。

ウリハムシなど、甲虫類は光は上から来るものと思っているので、想定と違う場所に光るものがあると、戸惑って逃げていく性質があるのだそうです。
そのあたり、まだ解明されていない機能もあるのかもしれませんが、ウリハムシ対策には効果がありそうです。
お困りの方、ぜひお試しください!

次回の講座は10月頃に、夏野菜の成果など話しましょうとのことです。

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