【hintゼミレポ】第4回「共感を育む対話の技術」
hintゼミ3期、第4回目の「共感を育む対話の技術」の授業でした。
全ての悩みは「人間関係」である。
ー心理学者のアルフレッド・アドラーが述べたことです。
であるならば、その人間関係の悩みを解決するための
コツをつかむことができれば、
自身の「悩み」をおおかた解決することができ、
本当に集中したいことに、フォーカスする人生を送れるのではないか!
とはいっても、「人間関係の悩み解決の仕方」なんてものは、
誰も教えてくれないですよね。
hint第4回の授業では、まさにこの分野に切り込んでいきます。
人間関係の悩みを解消するための一助として
トマス・ゴードン氏の
「行動の四角形」メソッドを学んでいきます。
理論を学ぶことももちろんですが、
実践もたっぷり。
ペアになって、下記のふたつのケースを
ロールプレイングしていきました。
1)相手が問題を持つケース
例:他部門の若手社員から、
「 退職するかどうか」と、相談を受ける場面。
2)自分が問題を持つケース
例:自分の部門に配属された新入社員とうまくコミュニケーションできない。
と悩み、新入社員との対話を試みる場面。
このロールプレイが、非常に盛り上がりました。
いずれも、ビジネスパーソンとしては
「あるある」なケースだからかもしれません。
1)のメソッドは、
自分が悩んでいるシーンではなく、
誰かに相談ごとを持ちかけられる場面で使えるものです。
相談されるときに、よくありがちなのが、
「それなら、〜〜したら?」と、助言・アドバイスをしてしまったり、
「もうちょっと頑張ってみようよ」なんて、励ましの言葉をかけてしまったり。
もちろん、相手の状況が良くなって欲しいとか、改善して欲しいと思うから。
悪気があるわけではないのですが・・・。
でも、これは、「相手が問題を持つ」場合に使うと、
関係がこじれてしまう可能性があるのです。
2)では、
相手の行動を受容できておらず、自分自身が悩んでいるケースを取り上げました。
その相手に対して、言葉をかける時、
よくありがちなのが、
「なんであなたは〜〜なの!」とか、相手を主語に攻めてしまうような発言。
新入社員とコミュニケーションが取れないケースだと
「今時の若いのは、なんでそんな礼儀がなってないんだよ。」
とか、叱責してしまうなど、そういうことですね。
でもそうではなくて
第1ステップでは、「私メッセ」で、気持ちを伝えることが大事です。
・誰かに悩み相談されるケース
・自分が相手との関係を良くしていたいケース
仕事においても、プライベートにおいても、
この対話の技術を、適切に取り入れることができたら
かなりの人間関係はスムーズに進んでいくのではないでしょうか!
*hintゼミってこんな学びの場です
https://www.join-the-dots.net/hint.html