花粉症が治った話(マコモ続き)
前回、アトピーから回復するための体質改善の一環として、マコモを利用した経験を書きました。(マコモってなあに?)
アトピー治癒の副産物
今回は、アトピーが治った結果、意外なおまけがあったよ、という話です。
半年間の辛いアトピー体験を経て、気づけば花粉症が出なくなっていました。14歳で発症し、毎年1月から薬を欠かさず飲んでいましたが、アトピーが治った28歳からは、薬が不要となりました。
さらに、生理痛もなくなっていました。以前は毎月ボルタレンやロキソニンなどの強い鎮痛剤の服用でなんとか耐えていましたが、それも必要なくなりました。
では、「どうして治ったの?」と聞かれても、「これで治りました!」と一言では言えません。漢方薬を服用したり、食事や身の回りのものを見直したり、暮らしの中でさまざまなことを変えたからです。
と、説明しても、求められるのは大抵「お薬情報」で、「アトピーには漢方が効く」とだけ受け取られることが多いのですが…。
でも、漢方薬の処方は簡単ではありません。東洋医学に理解がない医師が西洋医学の薬をそのまま漢方薬に置き換えることや、適切な処方でも保険適用外で高価になることもあります。
その点、マコモはただの食品で、体への反応も緩やか。インターネットで簡単に購入できるという利点もあります。
花粉症は治るの?
「花粉症は一度発症すると治らない」とよく言われますが、実際にはそんなことはありません。私や周囲の人の経験からも、花粉症が改善する可能性はあります。
それに、花粉症に限らず、「治らない」と決めつけてしまったら、治るものも治りません。
花粉症を「コップから水が溢れている状態」と例えることがあります。花粉症を軽減させるためには、そのコップに栓を作って、中の水を抜く。つまり、体に溜まった負荷(要らないもの)を減らす必要があります。
以前、日本に住んで日が浅い外国籍の知人が、ひどい花粉症に悩んでいることを知りました。「日本のスギ花粉の蓄積は少ないはずなのに、なぜ?」と不思議に思ったのですが、後から気づきました。花粉は引き金に過ぎず、体内に溜まった「不要なもの」が溢れる最後のきっかけとなったのだと。
コップの栓を抜く方法はいろいろあります。何かを「足す」ことばかり考えがちですが、「減らす」ことも大切です。
例えば、「〇〇をやめてから花粉の季節が気にならなくなった」という話があります。この〇〇には「我慢」や「無理な生き方」なども含まれます。また、「出産を機に花粉症が治った」という人もいました。出産は大変なイメージが先行しがちですが、うまく乗り切ることで心身のデトックスにつながることもあるようです。
マコモの効能
「栓を抜く方法」の一つとして、マコモは試す価値があると思います(まずは食用で)。手に入れやすい割に、禁忌をあまり聞かないこと、そして足すよりも減らす効果を自分で実感しているからです。
私が王瑞雲先生の処方のもと、漢方薬とマコモ(浴用・食用)を併用していた時期に、好転反応と思われる出来事がありました。なんと、乳首から膿が出てきたのです!妊娠を希望していたものの時間がかかっていた状況で、その時は「私の体、乳首までダメになった」と絶望的な気持ちになりました。
しかし、そのことを聞いた王先生からは、「(膿を出せて)よかったわね!乳首は出口なのよ。だから、あなたお母さんになる時には、食べるものには気をつけなさい。母乳を通して赤ちゃんに伝わるからね」と励まされました。
まとめ
マコモについてご紹介しましたが、改めて振り返ってみると、やはり「これで治りました!」と言えるものはないと感じます。
大切なのは、焦らず、目先の「花粉」だけにとらわれないこと。そして、体の働きを知って、尊重する姿勢です。発熱や鼻水といったすべての症状が、正常な体の反応であることを理解し、その働きを極力邪魔しないようにすることが大切です。(薬が悪いと言いたいわけではなく、在り方の話です。)こうした積み重ねが、症状の改善につながると、私は思っています。
本日はここまでです。マコモは(まずは食用で)と書きましたが、「マコモのお風呂ってどうなの?」とこっそり質問されることがあります。怖いもの見たさでしょうか笑。次回、その辺りについて書いてみようと思います。