初の子育てワンオペ2日間を終えて思ったこと
息子が生まれてから3か月。
夫婦フリーランス(状態)でフレキシブルな働き方のため、育児において数時間以上の一人態勢を経験せずに済んできた。
しかし、いよいよ迎えたのが、だんなさんの出張。いきなりのワンオペ丸二日である。
ちなみにお風呂入れはだんなさんの専売特許だったため、私は初体験。何より、数時間だって、ぐずっているときは一人で7キロ迫る息子のギャン泣きを抱えながら家の中でうろうろしているのは、なかなかにしんどい。
どうなる!?
数日前から「大丈夫かなぁ。。。」とぼやきまくっていたら、だんなさんが大量のきんぴらごぼうとパクチーサラダを作っていおいてくれた。ありがたや。そして、いざ!!!
初日午前。
息子氏、起きてからしばらくは機嫌がよい。洗濯を終えたら、ふってわいた自由に、むしろ何をしていいか分からなくなってしまった。と思ったら、期待を裏切ることなく、グズグズが始まり、午後までだっこしては置くの繰り返し。合間を縫って昼ご飯をなんとか口に入れて、ボランティアでやっている映画上映会の準備へ。
といっても、息子くんを前に抱えながらなので大したことはできない。それでも、メンバーの男性たちが時々抱っこしてくれた。3人の娘を持つ男性は、アッという間に息子を寝かせていた。さすが・・・。
息子氏、たそがれ泣きから本気泣きに入ってきたので慌てて帰宅。初の一人風呂入れに挑む。脱衣所にタオルをかけた座布団をおいて、あやしながら風呂へ。今までで一番?というくらいギャンギャン泣き。ひええええ。母のおぼつかない手つきがまずいのか??おろおろしながら、胸の上にタオルをかけたりして何とか乗り切る。
寝かしつけると、こちらももうフラフラである。一息つくべく、ビールを一缶自分へのご褒美と許す。
二日目は、朝から仕事仲間のワークショップへお手伝いへ。もちろん、息子くんを抱えているので大したことはできない。それでも、家に二人でいるよりは断然に気持ちが軽い。おばあちゃんも外国の人も、「かわいい」と話しかけてくれる。ギャン泣きでも、人が行きかう中であやしたり、ほかの人と言葉を交わすだけで、気がまぎれる。
午後は家で遊んだり、近所のスーパーへアイス(寝かしつけの後の自分ご褒美用)を買いに行ったりして、何とか時間をやり過ごす。
2回目のお風呂は泣くことなく終了。寝つきが悪かったけど、「あと少しあと少し。一息までもう一息。耐えるのだ!!!」と自分に言い聞かせて、何とか眠りへ落とす。
今日もご褒美ビールを自分に許しながら、ワンオペの二日間を振り返ってみた。
手が大人二人から一人になると、もちろん大変だ。間違いなく疲れた。(毎日これをこなしている多くのお母さんは、本当に神だと思う)
でも、戦々恐々とした割に、自分の限界を見るまではいかずに何とか乗り切れた。案外いけるものなのか?と思ったけど、たぶん違う。
この二日間、母一人子一人でない時間が大きかったように思う。外へ出かけて、人のいる場所を訪ねてみる。人と交わる。そうすると、知っている人も初めて会う人も含めて、子供に声をかけてくれたり、抱っこしてくれたり。大人同士たわいもない雑談や声を交わすだけでも、随分気持ちが軽くなった。
もちろん授乳やおむつ替えなど、必要なお世話は親の務めだ。泣きわめいていたら、やっぱり最終的には親が何とかしないといけない。でも、周りの人たちからの少しのかかわりがもたらす力はすごく大きいと感じた。
家族の円の外側に、知り合いから近所の人たち、道ですれ違う人も含めて大きな円があるイメージだ。小さなこの町では、赤ちゃんをだっこしていると、道や店ですれ違った人たち(主に年配の大先輩ママたち)がよく声をかけてくれる。「かわいいわね~」の一言が、大変な時もあるけど、やっぱり大切な存在だと思い出させてくれる。
家族の周りを囲む大きな円に育まれる子供が増えたら、どんな景色が待っているんだろう。
ビールと柿ピーとアイスのご褒美をかみしめながら、夜が更けていく。初のワンオペ終了まで、あと10時間。なにはともあれ、お疲れ自分!!
おやすみなさい。
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