子宮頸がん異形成手術inロンドン〔#3〕発見後の親、彼氏、友人との関係
子宮頸がん検査後の、続きは・・・？というコメントを有難い事に頂きまして久々に投稿いたします！！
子宮頸がんって？HPVワクチンって？と気になった方は是非下記サイトをご参考ください。
さて、前回は、ステージ（１）ということで、検査の結果、異形成が見つかったところまで書きました。
そこで今回はステージ（２）異形成発見後の親、彼氏、友人との関係についてご紹介したいと思います。振り返ると自己中心的な自分の行動も浮き彫りになります。気分が悪くなったらすみません。
① 遠距離恋愛をしていた彼氏と別れた
実はこの時期、仕事でロンドン長期滞在していた時に出会ったロンドン在住チリ人の彼氏と、日本に帰国した私とで遠距離恋愛をしていて、半年以上が経った頃でした。
彼とは時差に合わせてほぼ毎日電話をしていました。というとラブラブの様に聞こえますが、実際は問題ばかり。次いつ会えるのか分からない、この恋愛の行先が分からない私たちは、ストレスに晒され日常的に口論していました。大体、日本にいる私は朝出掛ける準備をしながら、イギリスは夜寝る前の静かな時間という、口論するにしても、どちらにとっても心地良くはないタイミングの電話でした。
私に仕事を辞めてイギリスに来て欲しい彼。
仕事を辞めて外国人彼氏のところへ行くということが、家族の事や自分のキャリアの事を考えると、非現実的に思えてしまい踏み出せない。既に親元を離れイギリスに暮らしている彼なら日本に来ても良いのではと言う私。
彼にも仕事があるのは勿論、日本語という分厚い言語の壁を考えると、彼が日本に来るより、私がイギリスに行くべきなのでしょうが、勇気が出ない。じゃ何で付き合ってるのかーい、未来はあるのかーい？と日々自分にパンチしていました。
前回の投稿で「この精密検査が終わった後、涙が溢れてきて、泣きながら帰宅しました。」と記載しましたが、精密検査が終わった後、病院の待合室でお会計を呼ばれるのを待っていた私は、既に涙をこぼしながら、下記の思考をぐるぐる巡らせていました。思考はだいぶ飛躍してます。
思考その１．死ぬなら今すぐイギリスに会いに行きたい。
思考その２．いや、行けないから今日本にいるんじゃん。なんで？会社辞められる？親、家族はどうするの？そんな勇気出るわけないじゃん。イギリスで付き合っている時から、もう約2年ずっと悩み続けてきてるのに、結局私は答えを出せていないんじゃん。（じゃん多いｗ）
思考その３．ダメだ。これがストレスで私に異形成を作ったんだ。排除しなくては。
実はこの子宮頸がんのHPVウイルス、他の病気同様にストレスが多く自己免疫力が弱まっている人に感染しやすいそうです。また、医師によると、自分の免疫力次第で異形成と診断された人の半数が2年以内に治癒するとも言われており、そのためストレスを軽減する生活リズムが重要とのことです。
もう頭の中は思考その３で埋め尽くされている私。
この日の晩、（イギリスは午前中）泣きながら彼に電話で精密検査を受けたことを報告しながら、別れを考えていると言い出したのでした。
む？今思うと、自己中ですね。彼は心配して仕事の合間に電話してくれたのに。
そのまま2週間後、互いに別れる結論に至ったのでした。
あれ、今のパートナーと同一人物？今イギリスに住んでる？えっと、そうですね・・・続きはまたいつか・・・
② 親から受けた衝撃コメント
えー、この子宮頸がん異形成が分かった時期、親から衝撃コメントを受けました。とても恥ずかしいのですが隠しても仕方がないので紹介します。
「外国人からウイルスもらったんだろ、とんだ裏野郎だ」とメールしてくる母。裏野郎は文字フォントが大きく太字になっていました笑。実は彼氏の名前と掛けてあるんです（笑）
「『外国人のあそこはデカいから好きなんだろう、そんなんだから感染するんだ』ってお父さんが言ってたよ。」と報告してくる母。
そもそも診断で悩んでいる時にこのメッセージ。私は吐き気を覚えました。。
そして彼、会ったことも無いのに私の親からの印象悪すぎ問題。
子宮頸がんの原因となるHPVウイルスの感染路は主に性交渉と言われているのは事実ですが、じゃあ親は性交渉したことないの？この風潮は何なのかしら？また、外国人のアソコ話してくる人多くて、正直やめて頂きたいんですが、それが親かよ！と（笑）あと、親に想像されてることが気持ち悪くて。
日ごろ、両親との関係は良好ですよ。
でもこんな風に見られるのは辛いですね。親が読んだら、こんな事世間に公表して！と怒るだろうなと思いつつ。
③ 友人のサポート
色々ぐちゃぐちゃになって泣いて親友2人に報告したその日、その2人が家に、あんみつとフルーツを持って家に来てくれました。感謝しかありません。今思えば、私は一人で盛り上がり、色んな人に迷惑を掛けました。
また、たまに会う元同級生が、婦人科系の病院に通っているということを言っていたのを思い出し、何となく連絡を取ってみました。すると同様に異形成と診断され定期健診に通っていることが分かりました。コルポ診が痛い事や、将来の妊娠出産への影響への不安、手術になるかもしれない不安の思いや、互いの医師がどの様なコメントをくれているかなど情報交換をすることが出来たと共に、身近な病気なんだと知りました。
そして、精密検査の翌日休んだ理由を報告した、私の母の年齢に近い女性から後日、「実は私、異形成を取る手術したのよ。少し切り取るだけだから、大丈夫よ。検査を毎年していても突然感染することがあるのよね。」と教えて頂いたのです。この大丈夫よ、がどれだけ安心感を与えてくださったか分かりません。
他にも4人、同様にこの子宮頸がん検査で再検査になり、悩んだことがある知人がいます。
改めて、びっっくりするほど身近な病気です。
大人になってもワクチン効果はありますので、是非検討してみてください。「今までの研究の結果から、HPVワクチンは26歳以下のすべての女性に薦められています。27歳から45歳の女性は医師に相談の上で接種をするかを決めましょう。」私は現在32歳でワクチン接種2回目が終わったところです。
世界では一般的になっている男性のHPVワクチン接種が日本でも承認されました。男性にとっても他人事ではありません。
いかがでしたでしょうか？
次回はステージ⑶ 経過についてです。今後の投稿コンテンツ（予定）については下記をご参照ください。
彼と別れたんだビックリ！え？その後どうなったのか気になる！
親のコメントにビックリ！病気の身近さにビックリ！
と少しでも思って頂けたらば、スキして頂けると嬉しいです！