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子供の頃は、身の回りで見つける何もかもが 遠く見えた。 「あれはわたしのものじゃないんだ」 そう思っていた。 確かに目の前にあるけれど、あれを手に入れるには おかあさんにお願いしないと手に入らないものだと思った。 ゲームも同じだった。 ゲームセンターでゲームをする。 画面の中にいる「これ」を手に入れたいんだけれど 手に入れてもわたしの手の中にはそれは来ない。 わたしは何も手にすることなく帰るのだった。 わたしはいつの日からか、砂の城を作るようになった。
2月ももうすぐ終わり こうやって冬は終わっていくんだな 今日も雑音はとても多いのだけれど それが快適な音に変わることをまりあは願っている 音も、景色も、すべて変わりゆくもので、 それがまりあにとって何を感じさせてくれるのかも 変わりゆくもので そしてまりあ自身も変わりゆくもので・・・ まりあの言葉は、答えが決まっていない ある決まった過程に基づき出ているわけでもない 脳的に見たら決まっているなにかがあるのかもしれないけど たとえば、今まりあの目の前には黒
夕暮れ時 学校からは生徒が授業を終え それぞれの帰る場所へと向かう わたしはぼーっと床を見つめ いろんな音が網戸を通し耳へと届いた 家の中は静かで しーんとしていた 知ってる?しーんとしていると そのしーんがだんだんキーーーンという音に変わるのだ (耳鳴りかよぅ!?笑) 生きていることが普通のことだと思っていたわたしは 床をじーーーっと眺めることに、なにも感じず 「無」であったことを覚えている 生きているという実感は、、、えーーーっと、、、 そんな