雨上がりのハマスタで

予想していたよりもずっと盛りだくさんで、
紆余曲折あって、
最終的には「結局最後楽しかったから全部良かった！」
って思えた素敵な1日になった。

好きな物が同じでも、スタンスが違えば物事は違って見える。
どうありたいか、どう好きなのか、どこに興味を持っているのか。
また、逆に何が苦しいのか。

彼女が話す言葉はとても心地がいい。一緒にするな、と言われそうだけど感覚がどこか近いような気がしている。
感覚を言葉にするのがとてもうまくて共感できるだけじゃなくて、そこからしっかり考えを持ってところを尊敬している。

話は変わるけど、私は雨の中での観戦が苦手。
寒いの嫌いだし、すぐに風邪ひいちゃうし。

「絶対中止になるでしょ、寒いし移動後だし、天気予報もずっと雨だって言ってるのにこの中でぎりぎりまで待つの選手もかわいそうだよ」

それならば、とプランBを立ててみた。
これはこれで楽しいと思っていたけど、二人して5分ともたなくて。それならば、雨でもハマスタに行った方が幸せな選択。息苦しくなるタイミングが同じで良かった。

交流戦でTシャツを配る、あのモーガンが来る、週末も雨予報……色んな理由が考えられた。結果、強行してくれてありがとう、でしかない。

試合開始時間から少し遅れて関内に到着すると、何事もなかったかのように雨は上がっていて、今永くんがマウンドで山賊打線と戦っていた。

交流戦Tシャツは伊藤光を含めたキャッチャー陣だったし、やっぱり今日はもっている。

雨上がりの澄んだ空気はくっきりとハマスタの空気を映し出していたし、プランBを経験したからこそ、ハマスタって落ち着く場所だと分かって試合もめちゃくちゃ楽しかった。

横浜は3安打しか打っていないけど、西武も好きだし、一緒に観に行った友人とは歳は違うけど似たようなテンポが心地よくて好き勝手しゃべらせてもらったし、(あれ、今になって変なこと言ってなかったか不安になってきた)とにかく楽しい時間だった。

きっと今日、違う人と一緒に行っていたらたくさん考えることもなければ、こんなに楽しいこともなくて、自分の思いを押しこめてしまっていたかもしれない。

9回表には1軍初登板の櫻井が好投をみせてくれた。西武の4番から始まる打線を3人で抑えてくれて、盛りだくさんの1日をぴしゃりと締めくくってくれた。

#櫻井周斗 選手がプロ初登板。
「いつもは緊張しないんですが、さすがに今日は緊張しました。
今日はまっすぐが良かったので、伊藤さんもまっすぐで来いと言ってくれて、まっすぐで押せました。
ファームでやってきたことがこの場で出せたので、
まずは０で抑えられて良かったです」#baystars pic.twitter.com/1RW4kX57yV

— 横浜DeNAベイスターズ (@ydb_yokohama) June 7, 2019

きっと思っているより、世界はポジティブにあふれている。櫻井くんの未来だって、周りの世界だって。野球がある毎日っていうだけでいつだって幸せなはず。
明日も雨降らないといいなあ……。