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もがいていれば、いつか風向きを変えられるかもしれない。

昨日の延長戦での敗戦から一転、苦手なメッセンジャー相手に勝利した横浜。
シーズン序盤には10連敗を経験し、11まで膨れ上がった借金を抱えて最下位に沈んでいた。

誰が投げたら抑えられるんだろう、
誰が点数取れるんだろう、
チーム全体がかみ合わなくて、どうしたら……の繰り返しに迷い、もがき苦しんでいる様に見えていた。

もがき続けている間に、交流戦が始まった。
せめて勝利数の最低記録は作らないで、と毎年祈っていた今シーズン、10勝7敗1分と勝率は5割を超えた。

打てなかった選手に当たりが出始め、なかなか出番がなかった選手にも機会が巡ってきて、代打でも奇跡を起こす……。
ドラマみたいな試合もあった交流戦。

その勢いのまま、後半戦を迎えた。いつのまにか苦手な阪神に勝ち越して勝率を5割に戻して3連戦を終え、いつのまにか3位にいる。
(なんて言い方をしてみたけど、本当は交流戦からずっとセリーグの動向を追い、各球団の先発やら経過をひたすら見て、いつ頃Aクラスに上がれそうかをシミュレーションしていた。笑)

ともかく、
横浜には、いい風が吹いている。
もがいているうちに少しずつ風向きが変わっていて、追い風になっていたのかもしれない。


横浜が勝っている日は幸せ、と言い続けている私も同じく風向きが変わり始めている。

心地よい方にだけ、感情を動かす様にしたからだろうか。ようやくひと段落して、シーズン後半戦に入ろうとしている7月をすっきり迎えられた。

最近、周りの景色がクリアに見えてきた。
周りの人の感情も、これまでに自分が抱いてきた違和感も、誰を信頼していくべきなのかも。


これまでは傷つくことや嫌われること、悪い評価を受けることを怖がりすぎていた気がする。
今、怖くないかと言われると、ちょっとだけ迷ってしまうけど。

迷いはとても恐ろしいもので、当たり前の判断を狂わせてしまう。私が進もうとしてる方向って違ってるんじゃない?って。

自分らしくいるために、どちらの言葉を信じるべきなのか。どう行動するべきなのか。

でも、ようやく分かった。というよりはやっと冷静になって見えてきた。
本当に信頼できる人は、些細な事で自分を嫌ったり離れたりなんてしないということ。
傷つけたり、心ない言葉をかけたりしてくる人が大事なはずがないということ。
自分を苦しめる人達に後ろ指をさされることを怖がって、一体何を得られるんだろう。ふと自分に問いかけた時、肩の力がふいに抜けた気がした。


最近、元気をもらえる出来事が多かった。先日の写真撮影も、講座も、職場の人との時間もそうだ。

素敵な人達からはパワーをもらえる。
自分にとって心地いい時間が流れて、久しぶりに表情筋が動いて。きっと驚くぐらい笑っていた。どうして今まで無表情で過ごしていたんだろうってぐらい。

笑顔でいられる瞬間を大事にしよう。
ありのままの自分でいられる場所にいよう。

当たり前の様で、とても難しく感じていた。いや、自分自身で追い込んでいたのかもしれない。
前向きで、笑顔でいられる場所にいたい。そこで本当に大事な人達と向き合っていたい。

ようやく流れが変わりそうなとき。逃さないで飛び乗る。大丈夫、きっとうまくいく。

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