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オンラインゲームにハマると思いきや現実に戻って退会するまでの話。(RPG回想編~4)
親友となる男子との出会い
Kさんもサブキャラの無課金勢で、リリース時からスタートして別のサーバーで大派閥のトップを務めてるゲームマスターだったのですが、サブキャラを私の派閥に入れた理由は無言OKだったからだとか。
彼はメインの鯖で大派閥を運営しているだけに、他鯖で大きな派閥に入るのは抵抗があったらしく、無言でOKの小さな派閥なら自由が利くだろうと考えたんですね。
リアルな私は既婚者ですし、運命の出会いなんて大袈裟なもんじゃないですが(笑)、Kさんとは何らかの縁があったのか、無言で絡みがなくても人柄の良さが伝わってくるというか、不思議な安心感がありました。
彼はゲームマスターだけに効率よく派閥クエストこなして瞬く間に戦力を上げ、派閥のトップではあるけど初心者の私がタッチしてなかったクエまで陰ながらやってくれて、おかげで派閥は少しずつランクを上げていきました。
それでも異性だけに当時の私は警戒しており、Kさんが在籍中はお礼のやりとり以外は会話もせず、絡みのないままメンバーとして派閥に抱えていました。
ファッションコンテスト
ゲームに慣れてきた私は、定期イベントで前から興味のあったファッションコンテストにエントリーすることに。
文字通り着飾ってキャラの魅力を競うコンテストで、予選上位10名しか本選に参加できないのですが、もともと頭は悪くないのですぐにコツを掴み、常に予選10位以内に入れるまでになりました。
本選の方は派閥の力で優勝が決まるので (ようは応援要員と資金力ですね)、無課金の弱小派閥では3位以内に入賞するのも難しいですが、予選は資金力と関係なく個人の頭脳プレーなので1位になるのも簡単でした。
ところがね、後発組の上に弱小派閥を擁する私が予選1位になるのが気に入らないガチ勢大派閥のハイランカー(男性) がいて、私が1位になるとムキになって課金アイテムを身に付け(笑)、1位を奪還しようとするんですよ。
そのハイランカーが弱小派閥で格下の私を敵視していた理由は今でもナゾですが、別のイベントでも仕掛けてきて一時期閉口していました。
ボコるなよ、ハイランカー
これも定期イベで陣営戦というバトルがあり、複数サーバーのプレイヤーが参加し手当たり次第に戦って順位を決めるという、およそ恋愛ものとはかけ離れたバトルイベント。
ようは各鯖ガチ勢の強豪が競う場なのですが、戦力レベルの制限は無かったので、よせば良いのに実力もない私が興味本位で参加して痛い目に遭った。
陣営戦では同鯖のプレイヤーは叩かないという不文律のようなものがあったのですが、ファッションコンテストで私を敵視していた例のハイランカーがわざわざ私を狙ってボコるんですよ。
大派閥の権威を笠に着て男のくせに、理由もなく初心者の美女キャラ(笑)に暴力振るうなんてサイテーだと思い、今でも苦手なプレイヤーです。
それが一度の陣営戦で2回もやられ、別の日も狙われたので腹が立ち、弱い者いじめと憤りつつ戦力ない自分が不甲斐なくもあり、身の程知らずの場に出るのがイカンのかと。
当時は友達もロクにおらず愚痴れる相手がいなかったので、今に見てろ?
そのうち強くなってボコり返したる!とリベンジを誓ったものです。