大阪府豊中市茨木市のコロナウイルス対策について・行政は感染防止に全く勤めていないことが分かる保育現場からの情報シェア
上記にあるように、陽性患者を出したくないから検査に本腰を入れていないと感じざるを得ない状況を実際に今自分が体験しています。首相の会見での発言と全く噛み合わない現場の状況をシェアします。
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27日の木曜日。私は、勤務する豊中市子ども園で1歳児クラスを担当していた。お昼寝後、一人の園児に急な発熱と咳き込みの症状が見られた。
自分自身二人の子どもを育てているし、まだ短いが保育士として大勢の子どもを毎日見てきている。その経験からすると、なんだか嫌な予感のする症状。こんなに急に、高熱と咳き込みが顕著になるのは私の経験としては違和感。。園児もなんだか苦しそうである。。
その園児のおむつ交換をしたり、寝起きからずっと膝に乗せていた私は、念のために検査をしたほうがいいかもしれないと思い、新型コロナウイルス感染症に関する電話相談窓口に電話をした。もちろん自分に症状がでていない上で検査をしてもおそらく意味はないだろうと推察しつつ。でも、感染している可能性があるのだとしたらこのまま通常の生活を続けていていいのだろうかという疑問に答えが出ないので専門家に聞かねばと思った次第である。すると、電話窓口は(若干想定しつつも、その想定以上に)驚くような対応だった。これはだいぶ大阪で感染拡大している可能性がある、と感じた為、シェアします。私がした3つの質問とその回答がこちら。
Q1. 検査をしたい場合どこで出来るのか
→ 検査が出来るのは必要があると判断された人のみ。保健所を通じて検査可能な施設にて検査する。ちなみに大阪で検査可能な場所は一箇所だけ。
安倍総理は今日29日の会見で「1日400件検査ができるまでになっている」的なことを報告していたように思うのだが(誇らしげに言ってたけど400って少ない気がする)、実際は冒頭のリンク記事にあるように「1日当りのPCR検査数は100件にも及ばない。2月25日に7548件のPCR検査を行った韓国とは100倍もの差がある」状況なのであろうと体感。なにせ「大阪で検査できるのは一箇所だけ」だと、保健所の人がわざわざ断言しているのだから。
Q2. 検査するとすればどのタイミングが適切なのか。症状を呈していない潜伏期間に検査をして意味があるのか。例えばインフルエンザであれば発熱後数時間経過しなければ検査キッドが反応しないことが多い印象。コロナウイルスの場合はどうなのか。
→ 検査の必要があると判断された人にしか詳細を教えることは出来ません。
なんでやねん
Q3. 症状を呈した園児はどのように対処すればいいのか。
→ とりあえずは最寄りの小児科を受診していただき、そこで医師によって検査の必要があると判断された場合に保健所に連絡する。なのでとりあえず通常と同じように小児科を受診するように。
不用意な外出、受診は避けたほうがいいはずではないのか。感染防止が第一なのだとしたら、まずは自宅待機では?その上で隔離して診療できる体制が必要なのでは?この案内はまずいのでは?
また、感染防止のために、クラスター感染が懸念される園として働いてる園の名称等聞かれるのかと思いきや全く気配なしだった。とにかく、余計なことを聞かれたくない、クレームのようにまくし立てられるのを恐れるかのような逃げ越し対応に感じた。(別にまくしたてるつもりなかったんだけど)
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ここで合わせて紹介したい。
同日、豊中市内のあるこども園が保護者向けにプリントを配布した。
行政は「何か事が起きたら対処する」らしい。残念だけど、その時にはもう感染は広がっていると思うのは素人だからだろうか。
WHOによると潜伏期間は1〜12.5日ほどとなっている。くしゃみや咳がなくても同室内にいるだけで感染する可能性があるとも明記されている。
ということは1人感染者が確認されたのなら時すでに遅し。ダイヤモンド・プリンセス号にまつわるこれまでの教訓があるにも関わらず現在でこのあり様なのであれば、おそらくもう大阪でも感染は広がっているだろう。感染しても発症しない人は検査を希望しない。風邪症状が出たとしてもそれだけでは検査がなかなか出来ない。検査しないから「感染者が確認されていない」だけ。検査に漕ぎ着けるまでの間にすでに多くの人が感染している可能性が高いと感じる。
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もう一つ情報をシェア。隣の茨木市において、行政から各保育施設へ伝達されている行政からの文書がこちら。
この茨木市の行政文章によると、もし感染者が出たとしてもそれを感染者がいた施設に情報共有してもらえるとは限らない、と私は読み取ったのですが。あってますか。もしそうだとしたら、どうやって感染防止に協力しろと?
必死に対応しようとしている現場が馬鹿みたいだ。彼らにとっては他人事。自分のポジションが脅かされないかが一番重要。能がないことを隠蔽・カモフラージュすることが最優先事項。パブリックマインドのなさが浮き彫り。
こういう状況なので、もう既に自分の周りでもコロナ感染者はうじゃうじゃいると予想するほうが的確だと思う。なんなら、自分や自分の子どもも一度くらい感染しているのじゃないかと思う。健康だから症状がでなかっただけで。
思い返せば、1月だったか2月だったか忘れたけれど「うちの子、1週間も謎に熱が下がらなかったのよね〜」という呑気な会話をそういえば私は職場のロッカールームで耳にしていた。コロナだった可能性は本当にないだろうか。その時は関西での感染者が確認された報道がなかったのか、呑気だったのだろうけれど、その時既に蔓延していたのかもしれない。
それで、じゃあそんな状況の国や政府の元で我々はどうしようか。という話をしないと前に進まない。
感染しないようにと怯えて神経質に過ごすのは、もうあまり意味がないのではないかと思う。おそらく近くの誰かはすでに保菌者で、感染する確率のほうが高いと腹を括ったほうがいいのではないだろうか。もちろんマスクや手洗いうがいなど、できることはするとして、感染している自分たち、感染している彼らを包摂する私たちは、これからどう生活していけばいいのか、という視点も必要なのではないかと思う。
黙り込んでは政府を図に乗らせるだけなので言葉を発していかなければならないとは思う。しかし同時に腐り切った政治に頼っていても明るい希望が見えないため、自分の住んでいる地域でちゃんと自分たちを守れるように強くならならなきゃいけない。
自分さえよければいいとマスクやトイレットペーパーの買い占めをしてる場合じゃない。足りないのなら優先してどこに、誰に、回すべきなのか?自分のことが不安な人だらけだから、結果、政治がこうなってるということ。
感染はもうすぐ隣にあることに腹を括った上で、子育て世代は小規模に集まって話し合う機会を作ってみたらどうかと思う。子どもは一番重症化のリスクが少ない。だとすれば私たちが気を付けるべきなのは高齢者や妊婦の方との接触と、コロナで重症化した患者はもちろん、それ以外の疾病で医療が必要になった人たちが、その時にちゃんと医療を受けられるような体制を維持するために、助け合って協力しあうことじゃないかと思う。
どうせ学校が休みになってしまったとしても子どもが家で2週間もじっとできる訳が無い。日本のような狭い家の中に核家族を監禁しようとしてもきっと出来ない。分からないところで隠れて人が溢れ出して状況が把握できずカオスになるよりも、コミュニティを決めてその中で自由に交流し協力して過ごすことができれば、感染もそのコミュニティの内部だけで一時的に蔓延し、外部に漏れることなくそこで終息できるのではないかと考える。(本来なら国民全員が継続的に検査できる体制を整え、都度経過観察と対応をしていくことが必須なんだと思うけれどそれは当面見込めないと予想しての案。)。だからこの機会に集まって、普段できない色々な話をして仲良くなる機会にすればいいんじゃないかなと思う。その集団は結果的に、自分の事だけ考えてる人は参加できないことになる。感染のリスクと隣り合わせなことを請け負った上で、なんとかしたいと思う人が集まることになるのだと思う。
専門家ではないのでこれが正しいとは言えないけれどそんなことを考えていた。どう思いますか?この件についての詳しい人の意見があれば聞いてみたい。また豊中市や大阪北摂に住む方でこの件について私も話したいという方がいればぜひお話ししたい。(LINE→ https://lin.ee/qK7pte )
とりあえず、現場はこんな感じです。取り急ぎシェア。