手塚治虫はやっぱり天才!映画「火の鳥 エデンの花」の感想(ネタバレあり)
エネルギーワークでご一緒しているメンバーさまからのオススメをいただいて、
手塚治虫の映画「火の鳥 エデンの花」を見てきました。
朝イチの映画館はなかなか良いものですね。
人も多くなくゆったり、ど真ん中の席で見れました。
手塚治虫の世界観が広がって、この感じ好きだ〜っと思いながらスタートしました。
映画から伝わってくる強いメッセージ
映画が進むにつれ、伝わってくるテーマは「欲による愚かさ」
美しい地球の環境破壊。
心が操られ欲にまみれ滅亡していく様子をさまざまな方向から表現していかれます。
見ているうちに心が苦しくなって、映画館でなければ、途中逃げ出したくなるような気持ちにもなりました。
美しい家族愛、植物や動物との共生、理想となる暖かな世界とは裏腹に、欲という「薬」に洗脳されて自滅し合う生命体の姿。
この様子は、まさに、現実に起きている、今の地球。
これから起こりうる将来の地球上の姿を表しているみたいで怖くなります。
そんな思いにダイレクトに訴えてくる、メッセージ性の強い映画でした。
映画が終わった時・・・
え?もう終わるの?ここで終わっちゃうの???
・・・っと思ったのですが
最後のエンドロールが流れ始めると
映画の余韻の中でびっくりするくらい涙が溢れ出しました。
映画館を出てトイレの中に入っても涙が止まらない・・・
(ネタバレ↓)
映画の中で、地球はひどい姿になっていましたが、唯一、ほんの少しだけ、まだ美しい地球が残っていました。
緑がイキイキとしてお花が咲き乱れ、青い海があり、小鳥やウサギなどの動物たちがたちが呑気に楽しく過ごしている場所がありました。
それなのに、地球の幹部たちの会議で決まって、スイッチ一つでその美しい場所も爆弾一つで破壊してしまいます。
破壊される時、核兵器のように大きな爆発が起こり、一瞬に平和な姿が消滅してしまいました。
その様子が目に焼きつき、その姿を思い出すと涙が止まらなくなったのです。
まさしく今。
この世界は、地球に同じようなことをしていないでしょうか?
戦争だけでなく農薬を撒き続けて、土を殺し、そこに住んでいた、土を豊かにする多くのバクテリアなどの菌がいなくなってしまっています。
作物を育てても、化学肥料で人工的に生産される食物には、地球本来の生命エネルギーがあまり残っていません。
人は合理化、経済のために、自分達の利益を優先してきました。
初めは良かったかもしれませんが、他の生命との共存を考えなかったので、行き過ぎになってしまいました。
これからどうしたらいいのか?
人はたくさんの知恵を持っていますから、人間だけが良くなることではなくて、他の生命と一緒に良くなる方法を、今、本気で考えていかなければいけません。
今、地球は病んでいます。
全ての生命が住みにくくなっています。
これから明るい希望を持って、誰もが笑顔で生きられるように、本気でできることから取り組んでいかなければいけません。
偉大なる手塚治虫さん
手塚治虫さんは1989年に60歳という若さで他界されてしまいましたが、彼は未来を読み、いまだに大切なメッセージを作品を通じて私たちに投げかけてくださっています。
火の鳥シリーズ。
どれもこれも大好きです。
この映画を通じて、多くの気づきをいただきました。
ありがとうございます。
まだ映画館で上映されていますので、皆さまもぜひご覧になってください。
きっと受け止め方はそれぞれだと思います。
ご自分の魂がどう感じるのか、どうぞ試しに行かれてくださいね。
手塚治虫さんに関するおすすめの漫画
帰宅してから、手塚治虫ってどれだけすごい人なん?
っと思ってたら、娘が教えてくれてこんなマンガを読みました。
ブラック・ジャック製作秘話
どうやってこんな作品を作っていたのかを書いているマンガなんですけど
やっぱり手塚治虫さんはすごすぎた!
今なら、なんと無料で1巻を読めるので、ぜひ皆さまも読んでみてくださいね。
(2023年12月7日まで)
それでは今日はこの辺で〜〜
やすこ@マリアリーフ
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