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6日目の課題:今日の1日を振り返って /Note イベント“『書く習慣』が身に付く 1週間プログラム”に参加します!

遅くなりましたが、6日目の課題を書きます。

今日1日を振り返ってみよう。
何を見た? 何を読んだ? 何を考えていた? 何が起きた? 怒った? 笑った? 
出来事や感情をとりあえず書き殴ってみよう


「4月16日土曜日の1日を振り返る」

午前12時になったが、まだ荷造りが終わっていない。
午後7時半の飛行機に乗って、日本へ帰るというのに。

目の前には、衣類、化粧品、本、土産物……、思ったより数が多い。
すべて鞄に入るだろうか。

鞄は3つある。
分類して入れようと思う。
機内に持ち込むリュックには、飛行機の中や空港で必要となる物。
緑のスーツケースには、自宅に帰るまで使わない物を。
黒のスーツケースには、待機ホテルで使う物を。

待機ホテルとは、検疫所が確保しているホテルのこと。
現在8か国に滞在歴のある人は、3日間の待機を求められている。
私のようなエジプトからの帰国者もその対象となる。
成田空港に着いたら、PCR検査を受けて陰性なら、
専用のバスで、待機ホテルへ行く。

結局、荷造りが終わったのは、午前2時半だった。

午前9時、そろそろ起きなければ。

午前11時、昼ごはんの準備をする。
ジャガイモとカボチャのお味噌汁と、梅干しとおかかのおにぎり。
夫と食べる最後の食事だ。

午後1時、シャワーを浴びて、身支度する。

もう一度、忘れ物がないか確認しよう。
この4カ月のほとんどをこのマンションで過ごした。
コロナ禍だから仕方がなかったが、思ったよりも居心地がよかった。
「お世話になりました」と、ドアを閉める。

午後3時、会社の車にスーツケースを積み込んで出発する。

カイロ国際空港

カイロ空港までの道は空いていて、30分で着いた。
リュックを背負い、2つのスーツケースを転がして、空港の入口へ向かう。
振り返ると、夫と運転手さんが同じ表情をしている。
「大丈夫だよ、心配しないで!」

午後3時半、航空会社のチェックインカウンターに着いた。
すでに30人ぐらいの乗客が列を作っているが、
航空会社のスタッフはいない。
4時間前からチェックインができると書いてあったのに。

午後4時半、やっとスタッフが現れた。
昨日受けたPCR検査の陰性証明書を見せると、
すぐに搭乗チケットを手渡される。

出国審査など、あっという間に終わり、残りの時間をラウンジで過ごす。
しかし、急に睡魔が襲ってきた。
ここで寝過ごしては大変なことになる。
まだ早いが搭乗口へ向かうことにする。

搭乗口には、すでにたくさんの乗客が座っていた。
意外にもアジア系は数人だった。
ここにいる私たちは、ドーハ・ハマド空港へ向かう。

飛行機に乗ると、映画「人生の特等席」を見始めた。
クリント・イーストウッドが演じる大リーグの伝説的なスカウトマンと、
仲たがいしていた娘との和解の物語。
映画の世界に引き込まれながら、機内食を食べた。
牛肉と……?
映画に夢中で、何を食べたか覚えていない。

ドーハ・ハマド空港に着いたのは、ドーハ時間の午後11時半。
エジプト時間の午後10時半。
日本時間に直すと、翌日の午前6時半。

カタール航空のハブ空港で、中東の中でも大きな空港の一つだ。
ドーハと言えば、1993年、日本サッカー史に刻まれてしまった
「ドーハの悲劇」を思い出す。
カタールと言えば、「FIFAワールドカップ2022」の開催国だ。

この空港を利用するのは、今日で2回めだが、
今まで訪れた空港の中で、一番好きかもしれない。
内装は、きらびやかで華やか。
空港スタッフは親切で、ホスピタリティを感じる。
世界各地から集まった多くの人々が、免税店が続く通路を闊歩している。
私が成田空港へ向かうように。
この人々も、それぞれが世界各地へ向かう。

黒山のような人だかりができていた。
電光掲示板に映し出されるフライト情報を確認する人々。
私も彼らの隙間から、成田空港着便を探す。
しかし、表示されていない。
まだ早いのだろう。

足の向くまま、散策する。
金を売っているゴージャスな店がある。
高級チョコレートの店には、長い列ができている。

こちらには車が3台並んでいて、
ファッションモデルみたいな長身の女性が立っている。
車に全く興味のない私は、どこのメーカーだったか覚えていない。
果たして、空港で車を買う人がいるのだろうか。
いや、いるから営業しているのだろう。
ここには、中東の王族とか、大金持ちがわんさかやって来る。
何台も衝動買いしていくのだろう。

そんなことを考えているうちに、搭乗時間の40分前になった。
しかし電光掲示板には、依然として成田空港着便の情報がない。
搭乗ゲートの番号がわからないと、飛行機に乗れない……。

近くにあったインフォメーションデスクで尋ねると、調べてくれた。
残り時間が少ない今、ゲートの番号を聞き間違えると、
確実に乗り遅れる。
日本の空港なら、遅れている乗客の名前を何度もアナウンスするし、
グランドスタッフが搭乗ゲートまで一緒に走ってくれる。
しかし、ここは日本ではない。
ちょっと恥ずかしかったが、
搭乗ゲートの番号を紙に書いてほしいと頼んだ。
「Eー23B」
コンコースE、って?
ここから一番遠い!

とにかく早歩きで向かった。
コンコースの間にモノレールが走っている。
空港スタッフに尋ねると、コンコースEの近くまで行くと言うので、
急いで乗り込む。

数分すると、コンコースDに着いた。
この次だと思って乗っていると、
「ここで降りるんですよ!」と日本語が聞こえてきた。
「成田へ行くんですよね?私もです」と声をかけてくれたのは
40歳前後の日本人男性だった。

その後、一緒に搭乗ゲートへ向かい、無事に飛行機に乗ることができた。
乗ってみると、私はまだ早い方で、その後、続々と乗客が乗ってきた。
半分以上が日本人だ。
時刻は、翌日の17日、午前2時を過ぎていた。
日本時間は午前9時。

飛行機は、定刻を少し遅れて出発した。
成田空港に着いたのは、午後6時を回っていた。



長々と書いてしまいました。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。



最後まで読んでくださり、ありがとうございました m(__)m あなたの大切な時間を私の記事を読むために使ってくださったこと、本当に嬉しく有難く思っています。 また読んでいただけるように書き続けたいと思います。