ブルゴーニュグラスで楽しむブラン・ド・ブラン
ブラン・ド・ブラン、それは「白のなかの白」を意味する特別なシャンパーニュです。主にシャルドネ種の白ぶどうだけからつくられ、繊細な酸味とやわらかなフレッシュさを持ちつつも、深みと複雑さも兼ね備えています。
さまざまなブラン・ド・ブランが存在するなか、驚くほど風味が豊かなものとしてジャン・ノエル・アトンのエクストラ・ブラン・ド・ブランが挙げられます。これはブラン・ド・ブランながらも、「ドゥミ・セック」のような残糖の多さを感じさせるシャンパーニュです。
そのような優しい甘みを引き立てるには、ブルゴーニュグラスが最適です。その大きなボウルがブラン・ド・ブランの香りと風味を広げ、豊かな味わいを最大限に引き出します。ブルゴーニュグラスに注がれたジャン・ノエル・アトンのエクストラ・ブラン・ド・ブランは、まず最初にその繊細な香りで鼻腔を満たします。次に、シトラス系の香りや熟したリンゴ、クリーミーなバニラ、わずかに感じるミネラルの香りが複雑に混ざり合い、舌上でまろやかな風味が広がります。
シャンパーニュを楽しむグラスとしてフルート型が一般的ですが、ブラン・ド・ブランの繊細さと複雑さをより深く感じたいのなら、フルート型とブルゴーニュ型のグラスを比較してみることをオススメします。その違いを体験することで、ブラン・ド・ブランの奥深さを新たな視点から感じることができるでしょう。