12 天地否(てんちひ)
~ 停滞、闇、塞がり閉じて通じない ~
- 閉塞の象 = 闇に鎖され非道の中、己を慎み守る時。-
☆卦辞:否。之匪人。不利君子貞。大往小來。(ひは、これひとにあらず。くんしのていによろしからず。だいいきしょうきたる。)
☆彖伝:彖曰、否之匪人、不利君子貞、大往小來、則是天地不交而萬物不通也。上下不交而天下无邦也。内陰而外陽、内柔外剛、内小人而外君子。小人道長、君子道消也。(たんにいわく、これをふさぐはひとにあらず、くんしのていによろしからず、だいゆきしょうきたるとは、すなわちこれてんちまじわらずして、ばんぶつつうぜざるなり。じょうげ、まじわらずして、てんか、くになきなり。うちはいんにして、そとはよう、うちはじゅうにしてそとはごう、うちはしょうにんにしてそとはくんし、しょうにんのみちちょうじ、くんしのみちしょうするなり。)
☆大象伝:象曰。天地不交否。君子以儉徳辟難。不可榮以祿。(しょうにいわく、てんちまじわらざるはひなり。くんしもってとくをつつまやかにし、なんをさけ、えいするにろくをもってすべからず。)
キーワード:
消長卦、通じない、否定、否認、拒否、交わらない、思うとおりに行かない、悪が蔓延る、夫、家を顧みない、孤独、不和 など
☆序卦伝:『物不可以終通,故受之以否。 (物は以って通ずるに終わる可からず、故に之を受くるに否を以ってす。)』泰の卦の次に否の卦があります。物事、世の中はいつまでも相互意志が良く亨通して終わるものではなく。やがてまた、否塞、閉じられる時が来ます。なので、泰の卦の次に否がおかれているのです。否は泰とは反対で、通じない事、閉ざされている事を示します。意志が塞がり通じませんので乱世の情態となるのです。
★解説&運勢★
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