見出し画像

猫たちのシニアライフ談義

我が家の動物さんたちもいつの間にか高齢になり、一番の高齢猫の黒猫ナイト♀は16歳で、人間年齢ですと80歳に、次に高齢猫の白猫ビアンカ♀は15歳で、人間年齢ですと76歳。後期高齢者です。
このところナイトとビアンカは1日の殆どを眠って過ごしています。
そんなナイトとビアンカがまったり寛いでいる姿を見て、何やら会話が聞こえて来そうです。

ナイト「私たちも歳をとっちゃったわね。」

ビアンカ「そうよねぇ。こうやってまったり寛ぎながら微睡んでいる時間が一番幸せだわ。」

ナイト「病気も増えたわよね。私なんか3年前に腎臓病のステージ4になって危なかったわ。今は通院とお薬のおかげでステージ1まで戻ってホッとしてるけど。ただこのところ肝臓の数値も危うくなってきて飲む薬が増えちゃったわ。あなたも大変だったわよね。」

ビアンカ「そうなのよ。わたくし、遺伝性の糖尿病になっちゃって。一時は本当に危なかったわ。日帰り入院が長く続いたけど、今はマリアさんに一日2回インスリン注射を打ってもらって定期的に血糖値チェックして、それでなんとか元気を取り戻したの。」

ナイト「毎日ドキドキしながら注射打たれてるところ見てるけど(痛そう…)ビアンカが糖尿病だなんて意外だわ。そういえば、ビアンカも腎臓のお薬飲んでるんでしょ?」

ビアンカ「そうよ。ナイトと同じお薬。腎臓はナイトと同じくステージ1をキープしてるから、まあ、今の所大丈夫だと思うわ。」

ナイト「私たち、長生きしてる方よね。ネロさんが9歳で虹の橋を渡ってからもう10年も経つなんて。彼は本当にイケメンだったわぁ。あんなイケメンそういないわよ。ブリュッセルで野良猫だった頃に色んな猫男子を見たけど、あんなに美しく頼り甲斐がある紳士的な猫男子はいなかったわ。ビアンカとラブラブだったわね。」

ビアンカ「わたくしがこの家を選んだのは、ネロさんがいらしたからなのよ。お慕いしていたわ。お別れしてもう10年も経つのね…」

ナイト「ヨーロッパではペットパスポートってあったでしょ?私なんか猫の種類の欄に『アンゴラキャット』って書かれてたし、ビアンカは『ホワイトキャット』。でもネロさんは『ヨーロピアンキャット』だったわよね。日本の猫さんなのに。」

ビアンカ「ネロさんはベルギーから帰国後、癌を患って・・・抗癌剤治療も随分頑張っていたものね。最後まで絶対に弱音を吐かない強いお方だったわ。」

ナイト「そうね、私たちにとってネロさんは心強い存在だったわね。まあ、私がナイト=Knightって名前になったのも、ビアンカをお守りする為だったんだと思うわ。ネロさんにも『ビアンカ姫を頼む』って言われてたし。」

ビアンカ「ありがとう。これからも仲良くしてね。」

ナイト「こちらこそ、これからもよろしくね。私、日本に来られて幸せよ。」

ビアンカ「それなら良かったわ。ベルギーから日本までの飛行機、怖がってたものね。強いナイトが心細そうで意外だったわよ。」

ナイト「懐かしいわね。ビアンカとは若い頃よく戯れ合って遊んでたっけ。」

ビアンカ「そうそう、まだわたくしたち2歳と3歳で、人間年齢で20歳そこそこだったのよね。もうあんな元気はないけれど、今はこうやって落ち着いてあなたといられるのがとっても幸せだわ。長生きしてね。」

ナイト「ビアンカこそ長生きしてよね。私はネロさんにビアンカ姫をお守りしますって約束してるのだから。」

ビアンカ2歳、ナイト3歳の頃。

ナイトについての記事⏬

ビアンカについての記事⏬

ブリュッセルで裏庭のお掃除、芝刈りをしている間、じーっと私の事を見つめていたネロ、ビアンカ、ナイト。
枝葉用の大きな緑の袋に4つも芝が。
森林地方居住区のみ枝葉をゴミとして出す事ができました。懐かしいな。

ベルギーに引っ越してすぐ我が家の裏庭に遊びに来るようになった事がきっかけで家族になったナイトを 保護した当時の推定年齢は3歳で、警戒心が強く抱っこなどさせてもらえませんでしたが、ここ2〜3年くらいは私の膝によく来てくれます。
ソファで本を読んでいたり、正座していてもすっかり膝乗り猫さんになって嬉しいです⏬。
ナイトも今年17歳。長生きしてほしいです。

いいなと思ったら応援しよう!

星マリア🌹占い界の傾奇者
有難く頂戴致しましたサポートは、動物保護施設への募金及び易経研究の為に使わせて頂きます💓

この記事が参加している募集