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ヴィオラの音量

お悩み:私はビオラを担当している女子高校生です。私は一度もビオラを習ったことがなく、自分の演奏に少し自信が無いです。以前、1st 5 人、2nd 4 人、ビオラ 1 人、チェロ 1 人でコンクールに出た際、ビオラとチェロは一人で頑張っているが、特にビオラは音量が足りないと講評に書かれてありました。パートのバランスが悪いということもあるのですが、これは奏者の技術的な問題で解決できるのでしょうか。

早速お答えしようと思うのですが、このケースだと、ご質問者さんがおっしゃられている通り、ヴィオラの音量云々というよりは、せめてヴィオラが2人はいてほしかったなと思います。
いただいた講評を読んで、ショックを受けたり悲しい思い、悔しい思いをもしされたとしたら、質問者さんのせいでは決してないので、もう気にしないでくださいね (^-^ )

一般的に、ヴィオラは「ヴィオラジョーク」というのがあるくらいイジられることの多い楽器です。ヴァイオリンやチェロと違い、ヴィオラは黄金率でつくられていないので (この音域の楽器を黄金率で作ろうとすると大きくなりすぎてしまう) 楽器のサイズもまちまちですし、そもそも楽器が鳴りにくく、一般的に音の発音が遅いとかモゴモゴした音のイメージを持たれることが多いです。

ですが、いくつか音量を出しやすくするテクニックはあります (ヴィオラに限らず、全ての弦楽器で使えるテクニックです)。

・弓の毛を立てて、毛をたくさん使う。
・少し駒よりで弾く。
・弓をたくさん使う。

弦楽器は弓の毛と弦の接点で音をプロジェクトしているので、上記したように、そのコンタクトがどういう状態になっているのかに意識を向けるのがとても大事です。ただ、音量を出しやすくするためには、姿勢や構え方、弓の持ち方、右手、右腕の使い方も確認していかなくてはいけません。

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安達真理 - Mari Adachi
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