君の街まで
私がこの街から抜け出したら,空が青く見えるのかな。
私がこの街から一歩踏み出したら、いつか戻るのかな。
この街には機会がそんなにない。
この街の人は視野が狭い。
明日が来ることを当たり前だと思っている人でいっぱい。
君の街に惹かれた。
なぜか今までちゃんと答えられない。
手伸ばしたら,届けるものばかり。
君の街の夜景も綺麗に広り。
あともう少しで、春が来るのだろう。
あともう少しで花が散るのだろう。
あともう少しで地面が落ち葉でいっぱいになるのだろう。
まぶた閉じればそこに
あの街の
君の
暖かさが
心を温めてくれる
私はここにいるって君の街気づいて欲しい。
世界の向こうに立っていても、私たちはやはりそんな離れていない。そんな遠くない。
君の街まで行く。
君の街を冒険する。
君の街の人と繋ぐ。
私たちはただ待っていたのだろう。何かが起きると信じて。自分を騙し、世界が私たちの好きなように動くかと思い込んで。
世界の壁を壊したい。
輝く向こうに飛び出したい。
穏やかな海を眺めたい。
変わらない風景。
変わらない日常。
変わらない自分。
君の街まで飛べたらといいな。