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美波町プロジェクト 放置艇の活用

今回の私が所属する班では古いものを新しくという大枠のテーマとなった。そこで私は放置艇問題について着目していきたいと考える。
私が考える放置艇問題への対策方法は放置艇を改修し、サテライトオフィスや宿泊施設として活用する方法である。
近年、放置艇が問題視されている。放置艇が引き起こす危険性は沢山考えられる。津波や豪雨災害、高潮などの自然災害において二次被害をもたらす可能性、ほかの船舶の航行に支障をきたす可能性、燃料が漏れだすことによって海洋汚染の原因になる可能性、景観の阻害、犯罪に悪用される可能性が考えられる。
船舶は処分するにも、維持するにも費用が掛かるために放置艇が増加しているのではないかと考える。
放置艇の活用例がないのか調べたところ、山口県長門市と東京おもちゃ美術館が共同で廃船を子ども客船にするクラウドファンディングを行って成功させている事例がある。


船舶は作るのにコストや材料等様々な負担がかかるのにも関わらず、捨ててしまってはもったいないのではないかと考え、このプロジェクトを考案した。
私がここでサテライトオフィスと述べているのは、「地方型サテライトオフィス」であることを前提としている。
「地方型サテライトオフィス」とは、本社が都市部にある企業が地方に設置するサテライトオフィスのことである。
現在総務省もこの制度を推進している
この制度のメリットは、
隙間時間にくつろぐことが出来るためにワークライフバランスの充実が図れる、都会と比べると家賃が安い、満員電車等混雑に巻き込まれにくくなりストレス緩和、サテライトオフィス周辺地域の消費活動で経済効果、災害時のリスク分散などが考えられる。



なぜサテライトオフィスや宿泊施設にするのか考えた理由は、まずすでに美波町がサテライトオフィスを行っていることからシステムなどが確立しているのではないかと考えること、コロナ禍の影響もありリモートワークが普及しつつあること、通勤と言えるかどうかは明確ではないが、ここで働いてもらうことによって関係人口も増やすことが出来るのではないかと考える。
問題なのは維持や改修にはコストがかかることだ。この問題に関しては、維持費に関してはサテライトオフィスや宿泊費からの捻出やクラウドファンディングで費用を捻出することなどが考えられる。
サテライトオフィスや宿泊施設として活用するが、外出してもらうことを前提とした施設にしていきたいと考える。飲食はすでに美波町にあるのでそこを巡ってもらう、周囲の商店と協力してコラボレーションも考える。例えば、リモートワーク中に気軽に食べられるものを販売してもらう、書店と協力して中で読めるようにすることなどを提案する。魅力に関しては、地元の方や逆に美波町を知らないからこそ魅力が分かる方に地図やパンフレットをお願いすることなどが考えられる。
改修はどうするのかという問題がある。
このことに関して考えるのは、地域の子供たちやボランティアに協力してもらう、地域の商店と協力する、インターネットやSNSなどを使ってこのプロジェクトに興味を持ってもらうということを考える。
最後にこのプロジェクトの宿泊やオフィス利用以外の目的は、関係人口を増加させること、移住のお試しにも使えるのではないかと考える。地方は物価や家賃が安いためにリタイアした層やリタイアを検討している層にも勧められるのではないかと考える。

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