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甘党派も幸せ!ココナッツシュガーの魅力

 最近は何かと血糖値を気にして糖質制限や血糖値を気にする方が急増してますよね。ダイエットでも甘い物との葛藤でストレスを抱える原因になったり。

色々な糖質制限のお菓子など商品は販売されてますが、そういった商品の多くは、*「砂糖」を使わない代わりにブドウ糖・人工甘味料・増粘多糖類といったものを使っています。糖質制限ができて、血糖値も気にせず食べれるのは嬉しいですが、健康の面も含めてどうなのでしょうか?

もっと自然な食材で代用できればもっと嬉しいですよね。そこで、今回はココナッツシュガーの魅力をお伝えします✨

ココナッツシュガーはどうやってできるのか

みなさんは、ココナッツシュガーはどうやって作られるか知っていますか?まず、ココナッツと聞いて思い浮かべるのは、南国やリゾート地でココナッツの実からストローで飲む...そんな風景ではないでしょうか?少なくとも、私はココナッツの実にある水分を蒸発して作っていると思っていました💧

でも実は違ったんです。

ココナッツ苞note記事

ココナッツシュガーはあの実ではなく花の「蕾」から搾取されるんです!!

軽い衝撃でした。でも、そうなんです。花が咲く前の蕾、正確には「苞(ほう)と呼ばれる部分に蜜が詰まっています。上記写真でいうと、黄色い丸ではなく半月のような形をしている部分になります。その苞から採取される蜜を煮詰めることでココナッツシュガーができます。色は黒糖のような茶色ですが、ココナッツの風味はさほどしなくらいやさしい味わいです。

勿論、苞が切り取られたあとは花は咲かず、私たちの知っているココナッツの実はなりません。そのため、現在はココナッツシュガーの需要も高まっており、農家によりシュガー用と果実用と全く別々で育てています。


優秀な栄養素

note記事ココナッツシュガー用途

ココナッツシュガーがなぜ注目されるのか、という一つの理由は豊富な栄養素にあります。カルシウム・カリウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛などのミネラルだけでなく、ビタミンB群・アミノ酸・食物繊維なども豊富に含んでいます。

これらの栄養素のバランスは、体調不良や下痢などの際、点滴で使う電解質バランスに近くいほどです。なので、「高熱時・食欲不振・下痢をはじめとする体調不良、スポーツなどで汗をかく」などの時、ココナッツシュガーで代用できちゃうんです!

水+ココナッツシュガーを溶かすだけ(お好みでレモンなど)※食事が摂れていない・下痢が続いている時は+塩を少し加えると良いです

つまり、ポカリスエット・アクエリアス・アミノ酸飲料などの代わりになるんです。

ココナッツシュガーの気になるGI値

ココナッツシュガーの39%程度は果糖にはなりますが、上記のように糖類以外の微量栄養成分や食物繊維を含んでいる事で、血糖値は上昇しにくいです。GI値は「35」で、別記事でも解説しますが、馴染みのあるハチミツ「88」やメープルシロップ「72」よりはるかに低いです。またGI値の一般的な知識として「60」以下が低GI値と呼ばれます。因みに、低糖質食の注目されはじめたオートミールは「55」ですので、それと比べてもかなり血糖値が上昇しにくいと分かります!糖なのに凄いですよね。


ココナッツシュガーの盲点

良いところばかりのココナッツシュガーですが、デメリットはないのでしょうか?

残念ながらデメリットもあります。先の述べたGI値の測定そのものに盲点があります。GI値:グリセミック指数と呼ばれる指標で血糖値の上昇の度合いを「ブドウ糖(グルコース)」を100とした場合の相対値で表しています。ブドウ糖も果糖(フルクトース)も同じ単糖類ですが、消化・吸収の経路が異なります。その為、主成分が果糖であるココナッツシュガーのGI値は低く評価されます。

果物のGI値が30~50くらいです。つまり、「砂糖」という意味では、かなり低GI値と言えますが、「糖類」という点でいうと果物と同じです。低GI値ではありますが果糖を十分に含んだ糖類となります。ココナッツシュガーは太りにくいかもしれませんが、何事も糖の摂り過ぎは肝臓など細胞内で起こることは、通常の白砂糖の摂取や果物と変わりありません。

更に、カロリーの面でも白砂糖とほぼ同じです。低カロリーにはなっていませんので、たくさん摂取しても大丈夫、という事にはならなりません。ですが、高血糖にならないことで、砂糖を使うとしたらココナッツシュガーはダイエットや健康維持の味方といえます。


どんな商品があるのか

ココナッツシュガー商品note記事

日本の市場に出回るココナッツシュガーは、フィリピンやインドネシア産が主です。写真の商品は「有機JASマーク」が付いており、農林水産省がオーガニックと認めた商品になります。農薬を使っていないなど安全性の面でも嬉しいですよね。

*有機JASマーク

まとめ

ココナッツシュガーは、微量栄養素や食物繊維を豊富に含み優秀な砂糖です。また、多くは農薬などを使わずオーガニックの環境で育てられているので、糖質制限の商品でも人工甘味料で作られた甘い物を摂取するより、ココナッツシュガーを使ったお菓子づくりなら、ダイエット中や健康面でも安心です。しかし、主な成分は果糖でありGI値としては低いですが、果物と同様の糖を含んでいることは変わりありませんので、使用量が多くならないようにしましょう!

*人工甘味料・増粘多糖類については別記事にしたいと思います。



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