【2022年10月】心も季節も移ろい行く
こんにちは、Mariです。月に1回更新しているnoteでの月刊ブログ。
今回は2022年10月の1ヶ月を振り返っていきます。
前回の記事はこちら↓
1.10月全体の振り返り
9月全体が仕事に慣れ、家で不要品を整理整頓したり、内的な「静」の時間が多かったとすれば、10月は全体的に「動」の1ヶ月でした。
仕事は毎日忙しく、家に帰ってもネットフリックスを見たりして1日の疲れを癒してまた次の日・・・と割といっぱいいっぱいでした。休みの日には新幹線で遠出したり、車を借りて1泊2日で上高地に行ってみたり、あまり家でのんびりする時間がなかったです。
でも、仕事で毎日人と話、疲弊していたので、休みの日に自然と触れ合いに出かけることで、エネルギーのバランスがとれていたかもしれません。仕事のストレスを、休日に友人と山や紅葉スポットに出かけることで癒されていました。
一方、世の中も色々なことがありあまり穏やかでなかったように思います。英国クイーンエリザベスの葬儀が営まれたり、韓国では150人を超える犠牲者が出た圧死事故があったり、11月初旬には北朝鮮がミサイルを打って北陸と東北の一部地域に避難警告が出たりー。
また、10月下旬には蠍座で日食が起きました。11月上旬には牡牛座での月食が控えています。(日本全土で観測できるんだとか)
そんな暗雲立ち込めた10月でしたが、個人的な振り返りを分野ごとにしていきたいと思います。
2.ワークライフバランスの模索
悲しいかな、日本で働くことに慣れてしまった10月。今私は数ヶ月単位で移動するリゾートバイトをしているわけだけど、派遣を雇うくらいだから人手不足の現場が多いわけで。でも、派遣でも社員と同じ仕事内容だし、接客業ということもあって休みも不定休だ。
カナダやオーストラリア、他の国でワーホリしていた時と比べれば微々たる給料だし、それでいて週40時間+残業が発生している。仕事のボリュームもそうだけど、全国旅行支援が始まってしまったがために、客層も落ち、要らぬクレーム対応などに時間がとられるようになった。そのため、ただでさえ少ない人員でやっている膨大な仕事が余計に終わらなくなってしまった。
そんなわけで、9月よりも精神的に疲弊した1ヶ月だった。
割合でいえば仕事8割、その他2割といった感じで、休みの日を除いては仕事後は片づけなどのやりたいことも十分にやれず、また次の日を迎えるのだった。「今生き」といえばそうなのかもしれないが、心のスペースがないと中・長期的な未来が描けない。
よく定年を迎えた会社員が「燃え尽き症候群になる」なんて話があるが、きっと激流に流されて生きているうちに辿りついた無人島で、なんのためにここまで来たのかが分からなくなってしまうのかもしれない。
どんな職種にかかわらず、仕事をすることは好きだし、頼ってもらってそれなりに充実はしていた。だけど、承認欲求ほど怖いものはないと思っている。誰かに認められるよりも自分の心が本当に欲しがっているものに忠実に生きたいし、男性性優位になってしまうと目的地に行くことばかりに頭がいって、楽しむことや生きる上での喜びを忘れてしまいそうで怖い。
3.友人と過ごした社交的な月
私には学生時代からずっと仲良くしているような友人はいない。
多くの友人が結婚して家庭を持っているし、私のように好きな時に好きな場所で生活するライフスタイルを好む子もあまり知らない。
だけど、同じく30代独身で旅行が好きな友人と細く長くつながっている。
夏の北海道のリゾバで一緒だったSちゃんとは紅葉を見に一緒に1泊旅行をした。今回のリゾバで一緒で、11月から語学留学を決めたNちゃんとは一緒に2、3回ご飯やお茶しに出かけた。青森を旅行中に知り合ったOちゃんとは、上高地の山小屋集合・現地解散という斬新な旅をした(笑)
オーストラリアワーホリ中に知り合ったYちゃんとは東京に1泊しに行った際に一緒にお台場を散歩した。
海外に行く前に短い間、会計事務所で派遣をしていた時に同じく派遣として働いていた知り合ったRちゃんは、今では無事会計士になってキャリアを築いている。今年の夏、私が沖縄でのリゾバを終えるにあたって一緒に旅した子。今回は久々にファミレスで数時間近況報告をした。
こう振り返ってみると、今月はオフの日に友達と過ごす時間が圧倒的に多かったなぁ。彼女たちとはベタベタする仲ではなく、お互いが自立していて、行きたい目的地が一緒だから一緒に旅する、というスタンスが多い。
みんな一人で海外旅行に行く子たちだし、自分の人生を生きている。だからこうして長く付き合えるのかもしれない。
4.10月の支出
お金にあまり執着のない私。今までワーホリで稼いだお金は地産・地消といわんばかりにきっかり旅行に遣ってきた。(オーストラリアでは1ヶ月に50万ほど、カナダにいた時はアメリカ1週間旅行で30万ほど)
でも物価が低い割にお給料が少なく、1ヶ月に1度しか給料の支給のない日本ではケセラセラがなかなか通じにくい。そのため、貯金がほとんどないとクレジットカードに頼らざるを得なくなる。幸い、貯金がなくても今まで引落し期限を守れなかったことはない。(そして支出が多いのでここ5年はずっとゴールドカード会員w)
だが、一定の収入がずっとある会社員とは違い、気ままなリゾバワーカーの私がクレカを遣いすぎるといつまで経ってもお金は貯まらない。
だから、今はなるべくクレカを遣わないように心がけている。
今月の給与は手取りで20万を超えた。少ない、少ない・・・。カナダにいる時は週30時間労働でこれよりもらっていた(涙目)。でも、ここは日本。
それでも、幸い支出(家賃、食費、交通費)がほとんどかからなかったので、しようとすればこの8割くらいは貯金できる。(ただし、先月までのクレカの支払いがあるのでそうはいかないが)
7月、8月の旅行でどーんと重荷になっていたクレカの支払いからは解放され、ようやく少しだけど黒字になってきた。11月からの仕事は食費も寮費も負担しなくてはならないので今のペースでは黒字化できないかもしれないけど、それでもクレカの利用をできるだけ抑え、少しでも未来に向けて資金を蓄えたい。
ちなみに今月の主な支出は【旅費】と【交際費】だ。
ー1泊2日の旅行×3回
ー歯医者治療のための新幹線代
ー友人との外食
あとは雑誌や本を少し買って、DVDとお花のサブスクがあって、映画を観に行ったくらい。食事は休みの日にコンビニでパンやお菓子を買うくらいかな。あと、家族と友人の誕生日があったのでギフトを買ったくらい。
今はあまり物質的な物に興味がないので、物を減らしても増やそうとは思っていない。ミラーレス一眼などの使わなくなった小物家電と某DVDボックスを買い取りしてもらい、それが全部で4万円くらいのプラスになった。これは将来欲しいもの(有形・無形を問わず)に充てていきたいと思う。
5.東京でもらったメッセージ
月末に2連休をもらい、東京へ行ってきた。
元々東京出身だけど、別になつかしいとは思わないし、どうしても行きたくて行ったわけではない。
当初はハロウィンイベントにでも参加しようと思ったのだけど、時期が近づいていくについて「のんびり友達に会いたいなぁ」と思ったので、イベント参加はやめた。
ちょうどビックサイトで「癒しフェア」というイベントがあったので、少し覗いてみることにした。
癒されるはずが、人の多さと会場のザワザワ感に疲れてしまった。
でも、タレントのRIKACOさんがした1時間の講演はとてもパワフルで気づきに富んでいて、この1時間のために東京に来た甲斐があったと思えたほど。
↑パンデミックをきっかけに始めたというRIKACOさんのYouTube.
この癒しフェアでRIKACOさんや他の登壇者からもらったメッセージはこんな感じ。
巷の啓発本に溢れているようなメッセージではあるし、聞いたこともあることばかり。でも、それを誰かの口から、その人のエネルギーを感じながら聴くことに意味があったんだと思う。
その翌日、松坂桃李主演の『耳をすませば』を観にいった。
この映画はよく英語学習のために、英語音声で観ていた作品。(もちろん、日本語でも観ていたけど)雫の真っ直ぐさが好きなんだよね。
キャスト(特に大人の雫)はイメージと違ったけど、それなりにいい映画だったかな。ここでのメッセージも、癒しフェアでもらったものと同じで、一言で言えば「心の声を聴く」ってこと。
そのためには、冒頭でもいったけど、自分の頭と心に自分と向き合うスペースが必要なんだよね。仕事に忙殺されてちゃあ、それは中々難しい。だから、意識的に自分と向き合う時間を日常的に持つことが大切なんだって思う。
今の仕事を1ヶ月延長するか迷った時、頭では「延長した方がお金も貯まる」って思ったけど、心では「もう疲れた。フロント以外の仕事がしたい」って思ったんだよね。ちょうど答えを出そうと迷っていた時、旅割で客層が下がり始めて、いつも当たらない面倒くさい客に何人か出くわして。それが「延長しない」って答えを出すのを後押ししてくれたんだよね。
そこからは割とトントン拍子に次の仕事が決まって。
(まぁ派遣だし、選ばなければ仕事はいくらでもあるんだけど)
自分の価値観を考えた時に、お金も大事だけど、それよりも「楽しく」「余裕をもって」できる仕事の方が大切だなって思ったんだ。
だからまだ安定を選ばずに、もう少し自分の内側から次にやりたいことが出てくるまで積極的に待ってみようって思った。
とりあえず、毎日を丁寧に、自分の心と体を大切にしながら生きること。今の私がフォーカスするのはそんなシンプルで大切なこと。
6.おわりに
去年の今頃はカナダのバンクーバーにいて、ワーホリが終わってワークビザに切り替えていた頃だった。あの頃、本当は自分の中で「もうバンクーバーにはいたくない」って答えが出ていて、身動きのとれない毎日に疲れていたんだよね。ちょうどその頃プチ鬱になったりして。
↑ちょうどあの頃リリースした、1年を振り返る動画
コロナの中のワーホリは色々な制約があって大変だったけど、逆にあの頃だから「カナダで永住したいか」をシビアに見極めることができたんだと思う。
あの頃もそうだったけど、今も「日本に帰ってきたことが自分には正解だった」って思えるし、一度何の制約もなしに日本でやりたいこと・行きたい所に行ける暮らしが手にしたかったから、今は今で願いが叶っているんだ。
ちょうど昨日、北朝鮮がミサイルをぶっ放って、山形・宮城・新潟でJアラートが鳴ったとニュースで観た。日本を狙っているわけじゃなくても、いつ誤って日本国土にミサイルが落ちかねないとも限らない。
何事もなかったかのように仕事をしている人たちを見て、正直「危機感が足りない」と思った。治安がいい国に住めていることはありがたいけれど、平和ボケしていつ何があっても大丈夫だなんてナイーブなこと言う人間になるのは怖い。
ちょうど1週間ほど前に韓国で起きた事故もそうだし、生きることと死ぬことは隣合わせなのだ。それを前提にして、「じゃあ、死ぬまでにどう生き切るか」が大事なんだと思う。
私は誰かにとっての幸せを演じて生きるのでなく、自分にとっての幸せを追求して生きていたい。死ぬ時に、「あー楽しかった!!」と思って死にたい。まだまだ死ねない。
ハロウィン・太陽さそり座シーズンに、そんなことを思った。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
2022年11月4日
日本某所にて
Mari