ダーニングなるものをやってみた
最近はなんでもお洒落に名前がつく。「ダーニング」って、「かけはぎ」のことらしい。せっかく修理するんだから、もっと楽しい、可愛いものにしてしまえ、ってことらしく、ワタシ的にはめっちゃ共感するんですねー。
愛用の股引(ももひき)を…
昔は365日のうち、350日くらい「着物で過ごす」普段着物生活者、と名乗っておりました。最近は家で毎日帯を締めて暮らすのは合理的ではないことに気づきました。だって、ゴロゴロできないし、ドアノブに袖をひっかけてばりっとやっちゃうんだもの。
目をあげれば、「着物」だけが「和装」じゃないことに気づきまして。
365日どんなシーンでも「和」のスタイルがあるのが日本の民族衣装の素晴らしいところ。特に女性は。そういうコンセプトでビジネスシーンもあらゆる場面で「着物スタイル」を通してきた私ですが、お家ではそういうわけで、「和」の作業着を着用しています。お寺などで着られる「作務衣」も持っていますが、最近では「股引」人力車の引き手さんたちが着用しているあれ、ですよ。股引はほぼスキニージーンズ。トップはもう、いろいろ。Tシャツだったり、フリースだったり、半着や半纏、羽織の時もあります。
自由でいいのですよ。
あ、脱線しましたね。その愛用の股引、どうしても膝が抜ける。すぐに白くなってしまうのよね。それで、「ここにダーニングだ!!!」と思いつたわけです。
お道具は…。
大掃除で捨てることになっていた、「パルック」。いい仕事してます!お洒落な方々は木製のきのこ型の「マッシュルーム」という道具があるらしいですが、これで十分!そして、糸は当初、刺繍糸で始めたのですが、6本どりだと混乱しちゃうんですね。それで段染めの刺し子糸を使ってみることにしました。これで自然と柄が出るはずです。
糸を渡して、編んでいきます。
わくわく…。
縫い目フェチ=織目フェチなんですね〜。時間を忘れます。
さあ!できました!
裏側を処理して、出来上がり!面白い形になりました。これで穴が空いたらまた楽しみが増えます〜!?
こんな感じ!