使い切る幸せ

お気に入りの靴下に穴が空いた。

旦那が数年前に買ってくれたUNIQLOのヒートテック靴下。いつも足元が寒そうだからと突然くれたのだ。当時は靴下の機能にお金をかけるとは！と驚きつつ気遣いが嬉しかった。使ってみると、薄いのに温かい靴下の実力に驚き、それ以来、私の冬の必須アイテムとなっていた。

買い足したいな〜と思いつつ、他の靴下も持っていて数は足りていたので、手持ちのヒートテック靴下は2足だけだった。
けれどさすがに生地が薄くなってきたなと思い、先日の感謝祭の時に2足買い足した。(なんと1足390円！)

するとそれを待っていたかのように、今日ついに1足に穴が空いた。ちょっと寂しいような、穴が開くまで使い切れて嬉しいような。
鉛筆やボールペンを使い切った時の達成感に近い、懐かしい気持ちを思い出した。

穴が開いた靴下は感謝しながら手放し、新しい靴下を開封した。新しい相棒も穴が開くまで履くとこになるだろう。もちろんその他の靴下もダメになるまで履き続けたい。

なんてことない出来事だけれど、使い切るって気持ちいいんだな、と思い出させてくれた。物を買うことや、新しい刺激的な体験ではなくても、心を満たす方法は他にもあるのかもしれない。

P.S.   末端冷えの方にはNウォームスリッパもめちゃくちゃ温かいのでオススメ！(購買意欲を煽る矛盾…)