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はじめまして、まりまりと申します。

はじめまして、まりまりと申します。

最近は子供からもらった風邪を
こじらせがちになってきたことが深刻な悩みの
35歳です。
 

同い年の旦那と、2人の娘と暮らしています。
上の娘は可愛いもの大好き7歳の小学1年生
下の娘は恐竜とポケモンが大好き5歳の年中さんです。
 

わたしの簡単な経歴を紹介すると、
大学卒業と同時に地元の地方自治体職員として働きだし、
採用6年目に1人目の娘の出産を機に3年の育休取得。
そのまま2年後に2人目の娘を出産しました。

 
4年前に復帰し今はフルタイムで働いています。
毎日ドタバタの日々です。
旦那は22時に帰ってこれば早いほうなので
平日はほぼワンオペです。
 

それでも娘たちは毎日20時30分頃にベッドにいくと
30分くらい今日あったことを全力で話し
21時にはスッと寝て朝7時頃までは起きないので、
子どもたちが眠ったあとは自分の自由時間です。

 
そんなわたしも1人目の娘が生まれた頃は、
寝るの大きらいっ子の娘が日中全然寝ず
夕方ごろになると眠いけど寝られず泣き叫ぶので
抱っこしながら途方に暮れて
仕事中の旦那に「ぜんぜん寝ない。早く帰ってきて」と
悲痛の連絡をしていました。
 

 
わたしがなぜこんなにひとり目の育児で苦しんだのか。
それは「他人に頼るのが苦手」な性格が理由でした。

弱点を隠して生きていた幼少期から社会人

3歳の時に家が近かったという理由だけで
国公立の幼少中一貫校へ入り
同級生の顔ぶれもほぼ変わらないまま
進学していく小学校中学校時代を過ごしました。

周りは幼少期から英才教育をうけ小学校でも塾に通い
めちゃくちゃ勉強しているクラスメイトも多かったです。
一方わたしといえば
「こどもは遊ぶのが仕事」という親の教育方針により
塾にもいかず勉強なんて宿題くらいしかやってませんでした。

仲のいい友達もいて毎日それなりに楽しく過ごしてはいました。
でも常に周りの同級生になめられないように
弱みを見せないように必死でした。
馬鹿にされたら終わる。そんな気持ちで過ごしていました。

その結果、その後の人生は何に対しても
失敗なくソツなくこなしていく選択をするようになりました。
 

小学5年のとき、さすがに勉強がついていけなくなってきて、
「これはやばい。落ちこぼれる」と焦ったわたしは
母親に塾に行きたいと志願し何とか落ちこぼれを回避して、
結果的には県内トップの公立高校に合格しました。
「馬鹿にされたくない」その一心で勉強も頑張りました。

高校では大した志しもないまま周りと同じように
国公立を目指し受験勉強をしていました。
第一志望の大学には落ちましたが、
そこそこ名の通った京都の私立に入学しました。

就活時期には周りで目指す人も多かった公務員を目指し
必死で勉強して新卒で地元の地方公務員として働きだしました。

それから4年たって大学の時から付き合っていた
旦那と遠距離を経て結婚しその翌年には長女を出産しました。
 

ここまですべて自分の思い描く
想定どおりの人生を歩んできました。
少し頑張れば手が届きそうな目標にむかって
ある程度の努力をして想像したとおりの人生を送る。
わたしにはそんな生き方が合っているし
そんな人生に満足していました。

 
だから、子どもを生んで初めて
自分の想定どおりにならない、
何なら想定外のことしか起こらない
「育児」で地獄をみることになりました。

今までの人生で1番過酷な「育児」

 出産前に自分の親や産院で聞いていた常識が
何一つ通用しない赤ちゃんとの生活。

 
産院のパパママ教室では
「新生児は昼夜関係なく16~18時間くらい寝ます」
「赤ちゃんは胃袋が小さいので3時間ごとに授乳が必要です。
夜も細切れ睡眠になるので、赤ちゃんがお昼寝しているタイミングで
お母さんも体を休めましょう。」
そんな話を助産師さんから聞きました。

その時は、「夜に頻回授乳で起きるのはきついけど、
ここしばらく足のこむら返りとおなかの苦しさと
頻尿で数時間ごとにトイレ行ってたし


そのうち昼夜のリズムがついてきたら
赤ちゃんがお昼寝してる時間に
自分も寝てればいいからなんとかなるか~」
と安直に考えていました。

 
しかし無事に娘を出産した後、
想像以上の過酷な現実が待ち構えていました。


産後しばらく母乳があまり出なかったこともあり、
授乳しておむつ変えても30分くらいで泣きだすので
授乳が足りないのかと思ってまた授乳。とにかくずっと授乳。


1日合計で5時間くらい授乳してました。
やっと抱っこで寝かしつけても
ベットに寝かせるとまた起きて泣くから
お昼寝もずっ~と抱っこで無印のビーズクッションに
座ったまま。結局自分は寝られず。

夜の授乳後も、もちろん全然寝ない。
なんなら昼より寝ない。
深夜2時に薄暗いリビングで
娘を抱きながら上下にゆらゆら、ひとりうろうろ。
横にもなれず。肩バキバキで眠いししんどい。
 

娘の睡眠時間も細切れで
1日10時間くらい寝たらいいほう。
 

初めての育児はわからないことと
慣れないことだらけ
ネットで調べれば調べるほど
何が正しくて自分の何が間違ってるのかが
全然わからない。


日中もやっとこさ寝かしつけた娘が起きないか
いつもびくびくしている。
トイレを流すのも食器を洗うのも
なるべく音を立てないように
移動も抜き足差し足で忍者のような生活。
 

夜が来るのが怖かった。また泣かれる。
何をやっても泣き止んでくれない娘と
二人きりでいるのが怖かった。

まだ生まれて間もないわが子に
「なんで泣いてるん!!泣き止んでよ!!」
と怒鳴ってしまう自分が怖かった。


シャワーをしてても赤ちゃんの泣き声が
聞こえるような気がして
気持ちも体も休まる暇が一切ない。


そんな生活を続けているうちに、
何をしてても楽しくない、
何も見ても面白いと思わなくなりました。


大好きなミスチルの新しいアルバムが出ると聞いても
欲しいとも楽しみとも思わない。
お笑いの番組を見ても、やかましいだけで
何もおもしろくない。

 
あの頃はただただ赤ちゃんと
自分の生命を維持するためだけに生きていました。

 
ある日仕事が休みの旦那が
牛丼をテイクアウトしよう!と言ってくれた。
それなのにメニューを見ても
自分が食べたいものすらわからなくなった。


さすがにこれはおかしい。
自分が自分でなくなりそうな恐怖と
せっかくの育児をもっと楽しみたい。
そんな気持ちで生後2か月に入る少し前に
「ネントレ」なるものを始めてみました。


「ネントレ」を知って心も体も救われた

ネットの情報はいろいろありすぎて
何を実践すればいいかわからなくなるので、
書籍を購入してその内容だけ実践してみることにしました。 


藁にもすがる思いでとりあえずわたしが選んだのは
「ジーナ式」と呼ばれる海外のメソッドを説明した本でした。
「ジーナ式」とは超ざっくりいうと、
赤ちゃんの月齢にあった授乳・睡眠・遊びの時間を


親がスケジュール管理していく手法です。
これで本来赤ちゃんが持っている眠る力を引き出し、
時期がくればベッドに置くだけで自ら眠りにつくという
そのころの私からしたら魔法のような本でした。

 
ただ、わたし自身は少しでも長くまとまって寝てほしい。
抱っこじゃなくてベットで寝てほしい。
今の状況から少しでも良くなってくれたら。
という思いでやっていたので、


まずは赤ちゃんの睡眠環境を整えること
次に朝起きる時間、沐浴の時間、トータルの昼寝の時間
夕寝の終わりの時間だけを意識するようにしていました。
本に記載の1日のタイムスケジュールを完璧にこなすのは
とてもじゃないけど無理そうだったので。


それができてきたら少しずつ
抱っこでの寝かしつけをやめて、
眠りに入る瞬間はベットの上で
というのを実践しました。
 

すると細切れだった睡眠が少しずつまとまってきて、
生後3か月前には夜は5,6時間、
日中もベッドで2時間お昼寝するようになりました。


授乳育児が軌道に乗ってきたこともあり、
夜間も10分15分の授乳後そのまますぐにコテンと寝てくれるようになり、
夜中に抱っこで部屋の中をうろうろ歩き回らなくてもよくなりました。
 

生後6か月ごろに少し夜に頻回で起きて泣く時期がありましたが、
それを超えた後は、夜泣きは一切ありませんでした。
 

娘の生活のリズムを整えて
睡眠時間をしっかり確保することで
日中もご機嫌で過ごせるようになりました。


すると自分の気持ちにも余裕が生まれ
娘と過ごす時間が楽しいと感じられるようになりました。
娘がお昼寝している間に夕ご飯の下ごしらえをしたり、
ひとりでゆっくりお茶を飲みながら
ほっと気が抜ける時間がもてるようになりました。

 
お昼ご飯に準備したラーメンを温かいままおいしく食べられる
それがどれだけ幸せか実感できるようになりました。
 

この時の経験もあり、
下の娘を出産後、二人育児にもかかわらず
寝かしつけでほぼ苦労することはありませんでした。

 
 
わたし自身、初めて親になる人がみんなそうであるように
育児については全く経験したことのない超絶初心者でした。
 

それにもかかわらず、事前に知りえたネットや
他人から聞いた情報だけをうのみにして、
今までどおり何とかなるだろうと楽観していました。

その結果、育児の厳しい現実に直面した時
「正しい対策」が何かわからず途方に暮れて
旦那にすら相談できずに遠回りをして
自分自身が壊れそうになりました。
 

もしもあなたが
赤ちゃんが寝ない。寝させてもすぐ起きる。
寝不足でいつも機嫌が悪い。
このような悩みで苦しんでいるなら、
寝かしつけの正しい知識を知って、
少しずつそれを実践すれば

その悩みはいずれ必ず解消できます。
どんな赤ちゃんにも本来「寝る力」が備わっているから。

 
目の前の子どもとしっかり向き合って
自分自身の状態としっかり向き合って
正しいステップを踏んでいけば
どんな赤ちゃんでもしっかり寝て、しっかり起きて
ご機嫌に過ごすことができます。

 
世の中にあふれる膨大な情報の波にのみこまれず
正しい知識をインプットしてそれを実践する少しのやる気さえあれば
 

今あなたの腕の中でお昼寝している子も
背中スイッチがセンサー並みに敏感な子も
ベットの上で2時間ぐっすりお昼寝してくれるようになります。
 

夕方、お風呂に入れて授乳をして少し遊んで
寝る時間がくればスーっと眠りについてくれるようになります。
「夜が来るのが怖い」どころか
自分の自由時間である夜が来るのが待ち遠しくなります。
 

その時間は
推しが出ているドラマを見るもよし
夫婦水入らずの時間を過ごすもよし
ネットショッピングをするもよし
「あなたが『ママ』としてではなく、
『あなた自身』でいるために使う時間」です。


ひとりで頑張りすぎなくて大丈夫です。
しんどかったら誰かに頼ってもいいんです。
今つらい苦しい毎日が少しでも幸せになりますように。
そんなお手伝いが出来ればと思います。

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