2024年、3つの学び
今年もこの時期がやってきました。
年末振り返りnoteを書くのも3回目、恒例になりつつあります。
去年は大晦日の19時過ぎというかなりギリギリ滑り込みでnoteを公開していたみたいですが、今年はまだ12月30日午後3時。この余裕こそ、今年ニュージーランドでのびのび生活した結果の成長といえそうです。
去年の振り返りnoteの冒頭で、こんなことを書いていました。
読み返してびっくりするくらい、今年も120%その通りな1年でした。初めて一人で海外で暮らし、海外の英語環境で働き、4年間一緒にいた元パートナーとお別れし、新しいパートナーと婚約しました。
(しれっと書きましたが、初めてSNS上で言いました。また近々別の機会にちゃんと声を大にして言う予定なので、その際にお祝いお待ちしてます💐)
今年も無事(?)、文句なしで「今までで一番いい一年」を更新できたと思います。
そんな今年の学びは3つ。
手放せば、入ってくる
これは、私の27年の人生で一番重大な教訓かもしれません。文字通り、そのままのことが起こったんです。
4年付き合って一緒に世界一周もした元パートナーとお別れしたら、新しく最高のパートナーと巡りあい、思いもよらぬ早さで婚約。
何かを手放すのって、怖いですよね。
私は本当に手放すのが苦手で。仕事とか恋愛とか、自分にとって大事であればあるほど執着が生まれ、「手放しちゃって本当にいいのか…」と悩み、悩み続ければ続けるほど執着が深くなっていく。
これは今年だけといわず、2,3年はその執着による苦しさがありました。世界一周するか決めるときも、しているときも、終わってからもずっと、「本当にこれでいいのか」とずっと悩んで悩んで悩み続けていました。
人生のどれだけの時間を、この答えのない思考に費やしたかわかりません。
普段から「選択を正解にする」生き方をしているからこそ、「自分で決めたことだから、正解にしないといけない。私が投げ出しちゃいけない。私がもっと頑張れることがあるはず」と気負いすぎていたのかもしれません。
そんなふうに心を奮い立たせては「やっぱ無理だ」と心が折れるの繰り返し。だから、「いずれお別れしないといけない、なら早くしないと」とずっと心のどこかでは思っていました。
「でも、いい人だから。一緒にいて楽しいから」「この人"で"いいのかはわからないけど、もっといい人がいる保証も出会える保証もない。むしろ出会えない気しかしない」
4年ずっと一緒にいて旅もすれば、手放す怖さと執着のスパイラルにもなります。
なんで手放す決断ができたのか。
一番は、物理的距離が離れたからかなと思っています。一人でニュージーランドに飛び、初めて1ヶ月以上の長期間離れることに。
今までは「別れるぞ」と思っても、情があるせいでそれを行動に移すまではたどり着けませんでした。物理的に離れたことで、その「情」が薄れていくのは感じていました。
もうひとつ、「この人と一緒に”いないといけない”わけじゃない、いろんな選択肢があるんだ」と自分自身の体験をもって初めて実感できたのも良かったのだと思います。
性別・国籍・年齢さまざまな人と出会い、友達になったこと。身近な友達が、アプリで出会ったお相手とスピード婚したこと。
そんなことが重なり合い、最終的には婚約したばかりの友達に「捨てないと入ってこないよ」と言われたのが心に刺さりまくり、その場でやっと迷いに終止符を打てました。
100%迷いなく手放す決断ができたのが、一時帰国中の6月末のこと。思いがけず、婚約した新しいパートナーと出会ったのが7月頭、付き合ったのが7月半ば。
本当にびっくりするくらい、「手放したら入ってきた」んです。
もし彼と出会った7月、まだ元パートナーのことを迷っていたら。きっと恋愛に発展するような会話はそこまでしなかっただろうし、彼も私のことを恋愛対象として見なかったでしょう。
本当に手放す決断ができてよかったなと思っています。
ここではただ「別れたから新しく出会えた」という事実だけが重要なのではありません。私にとって大きかったのは、「この人"で"いいのか」という永遠の悩みもなくなり、「この人"が"いい」という感情に生まれて初めて出会えたこと。
だんだんと私には合わなくなってきたものを手放したことで、いまの私にぴったり合うものが入ってきた。
これは、パートナー関係にかかわらず、他の人間関係や仕事、持ち物に至るまで、あらゆることの"摂理"なんじゃないかなと思ったのです。
人は変われる
ものすごくざっくりしたことを言いましたが、今年は自分でも驚いた、「自分180度変わったな」という出来事がありました。
それは、今年いつどこにいても、大好きな友達と楽しく過ごしていたこと。友達に恵まれすぎているくらい恵まれていたことです。
ニュージーランドでは毎週映画ナイトをして、バリに行けば一緒に朝ジム、日中はカフェで仕事、夜はゲームを一緒にできる友達がたくさんいて、日本では「帰ったら会おう!」と言ってくれる友達がたくさんいて予定がすぐ埋まる。
これ、当たり前なことのように見て、私にとっては全く当たり前ではありません。むしろ20歳の頃の私は、180度逆。
仕事ばかりで気軽に連絡したり誘ったりできる友達は1人もいない。友達なんていらないと思っていたし、でもどこかでそんな自分を悲しく、恥ずかしくも思っていた。
そんな20歳の私が、海外で友達と旅をしたり、Switchやトランプで大盛り上がりしたり、仕事や恋愛の悩みを話したりする26歳の自分を、想像できたでしょうか。できたわけがないです。
私が変われたのは、まず大前提は仲良くしてくれる素敵な友達みんなのおかげであります。そして、大人になってから価値観の合う人たちがいるコミュニティに積極的に入っていき、「友達なんて」バイアスを少しずつ捨てられた自分のおかげでもあります。
思い込まないこと、思い込みを捨ててみることって、本当にすごい効果をもたらすんですね。
今年私と世界各地で遊んでくれた皆さん。もしこれを読んでくれていたら、心からありがとうとこの場で伝えさせてください。そして来年も遊ぼうね🌏
大事なのは、「今の自分にとって何が大事か」
今年は、仕事以外の自分の活動や「どうありたいのか」ということについてぼやっとしていて、なんとなく悩み続けた1年でもありました。
世界一周が終わって、YouTubeをどうするか?ニュージーランド生活について発信するのか。
"YouTuber"としても頑張れた2023年だったけど、InstagramやX含め、そもそも"インフルエンサー的"発信活動を頑張るべきなのか。
けど実際は全然頑張れなくて、中途半端にやるくらいならやらないほうがいいのか。
「YouTubeとか発信頑張らなきゃ」→「ああ全然頑張れてないダメじゃん」→「そもそもやるべきなんだっけ」
1月からずっとこのぐるぐるモヤモヤの繰り返し。
でもこれって「頑張れていないこと」が悪かったんじゃなくて、「今の自分にとって何が重要なのかわかっていない・優先順位をつけられていないこと」が悪かったんですよね。
それに10月くらいにやっと気づきました。
誰でもそのときによって、やりたいことも大事にしたいことも違って当たり前。まして常に動き続けている私は特に。笑
"いま"の私の優先順位ってなんだろうと、改めて時間を取って整理し直してみたら、発信を頑張ることはそもそも優先度lowだったんです。
そうとわかれば、「頑張れていない自分」にモヤモヤすることもなくなりました。だってやらなくていいんだもん。
ここから気づいたことは、自分にとっての優先順位を自分の中で明確に持てていれば、「すべき」という焦りも漠然としたモヤモヤもなくなるということ。
優先順位が曖昧だと、「なんとなくやったほうがいい気がする」という「すべき思考」が生まれる一方で、「なんとなく」と漠然とした動機だからやる気がわかず、理想通りには進められない。だから「やらないといけない」「ああ今日もできなかった…」というモヤモヤを繰り返してしまう。
だから、これからも仕事や環境、ライフステージは変わっていくなかで、常に「自分にとって何が大事か」を明確に言えるようにしておきたい。自分の価値観の変化に敏感でありたいなと思いました。
ちなみにいまの私にとって一番大事なのは、婚約した彼との関係性や過ごす時間です。
「次の挑戦とか頑張りたいこととかないなぁ」とちょっと焦りやモヤモヤを今まで感じていたけれど、優先順位が明確になったからこそ「別になくてもいいか」といい意味で思えています。
もし今後、新しく自分にとっての大事なことができたら、そのときの私が適切に頑張るだろう、と自分を信頼することにもつながっているのです。
以上、2024年3つの学びでした。
3年連続で書くと、自分の変化や成長を振り返るのが楽しみになってきます。来年の私はどんなことを書くのかな。想像もつかない、そんな人生を歩んでいる自分が好きだし、そんな人生を肯定してくれる周りの人はとても大切な存在。
改めて、私が私のやりたいことをやり幸せに過ごせているのは、ひとえにパートナー、家族、友達、仕事仲間といった大好きな人たちの支えや存在のおかげで、私を"憧れ"と言ってくれる人たちが私が頑張り続ける原動力となってくれるおかげだなと、1年を振り返って実感する年の瀬です。
ここまで読んでくれたあなたは、きっと2024年の私の支えになってくれた一人でしょう。今年もお世話になりました。
そしてぜひ来年も、変化し続ける私を見守ったり、仲良くしたり、してあげてください。
それでは、よいお年をお迎えください🎍