見出し画像

「この先も気をつけていってらっしゃいませ」

1年半ほど専業で在宅ライターをやってきましたが、1月の上旬から兼業ライターになっています。
具体的には、フルタイムではなく週の半分くらい派遣仕事をやっています。
何故、そういうことになったの?っていう話は長くなるのは、どこかで別の機会に。

2年ぶりに通勤電車に乗るようになり、思っていることを綴ります。

会社員を良く思っていない人たち

会社勤めがいいか、フリーランスで働くのがいいのかの論争を見かけることがありますが、どちらでもいいと思っています。
それぞれの事情、資質があるわけですし、どっちがよくてどっちがダメということは言えないのではないかと。

ただ、会社勤めを良く思っていない人たちから聞くことが多いのは、下記。
「あんな混んでる通勤電車に乗るなんて、よく耐えられるね」
「がんばって会社に尽くしたって、必要無くなればリストラされるのに」

会社員派でも、フリーランス派でもありませんが、こういった意見を聞くたびに思うことがあります。

通勤電車に乗るの、楽しくないですから!

朝の混んでいる通勤電車に乗ること、会社勤めの人たちが楽しんでやっていると思いますか?
少なくとも私は、会社員時代、楽しくてラッシュの電車に乗っていたことはありません。
できれば平日の日中の、空いている電車に乗りたい。

寝不足だったり、疲れていたり、体調がすぐれなくて座りたいこともあります。
でも、混んでいる電車で座席をゲットするのは難しい。
「体調悪い……、休みたいけど、今日はめちゃ忙しいから休めない……、電車に乗ったものの気分悪い……、やっぱり無理」
途中下車を繰り返したこともあります。

だから、「会社勤めの人は、毎日あんな混んだ電車乗れるんだからすごいよね。自分には無理だわー」と、なんとなーく会社員をさげすんだような発言には反論したい。

会社勤めの人たちは、別に通勤電車に乗ること、楽しんでいませんから!!!
(楽しんでいる人もいるかもしれないので、全員とは言いません)

久しぶりの通勤電車が新鮮

約2年ぶりに通勤電車に乗っています。
なんとなく、新鮮な気持ちです。

でも、ほぼ毎日のように事故で電車が遅延します。
「2年前はこんなに遅延したかな?」
事故の多くは人身事故で、「もしかして、つらい人が増えているのかな……」と不安を感じます。

「運転再開まで時間がかかる」とアナウンスがあると、別路線を利用するために乗り換えることも。

「この先も気をつけていってらっしゃいませ」

別路線に乗り換えたある朝、ある駅を通りかかったら、車内アナウンスが入りました。
「本日もご利用いただき、ありがとうございます。この先も気をつけていってらっしゃいませ」

あっ、2年前もこの駅を通りかかると、いつもこのアナウンスが流れていた!と思い出しました。
決して楽しくはない朝の通勤電車、寝不足でふらふらだったり、憂うつだったり、イライラしていたりする人も、きっといます。
でも、このアナウンスを聞くだけで、肩の力がすうっと抜ける。
そして、ささやかであっても、この心遣いうれしいなあ、ってほっこりする。

ワンフレーズが、誰かの心を軽くすることがあります。
言葉を扱うライター業をしているのですから、言葉、大切にしていきたいですね。

Copyright(C) MOON VILLAGE. All rights reserved.


いいなと思ったら応援しよう!

mari@リハビリ中ライター
ご覧いただき、ありがとうございます!楽しんでいただけたら、スキしてもらえると、テンション上がります♡