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退院してから2年、気付いたこと【リハビリ日記56】
2020年に退院してから、6月14日で2年。
退院したころは「バリバリリハビリして、スピーディーに回復する!」と思っていたものの、そんな簡単にはいかず;
筋力って落ちるときは数日で寝たきりになってしまったのに、つけるのはとても大変なようです。
しかし、スローペースとはいえ、着実に回復しています。
今回は、この2年で気付いたことなどを綴ります!
効果を感じたリハビリグッズ
2年の間に自主練のためにリハビリグッズをいくつか購入しました。
まずは、バランスクッション。
これ↓
体にゆがみがあるため、最初、椅子に座っている代わりに「バランスボールに座るようにしたらいいかも?」と思いつきました。
座っているだけでゆがみが矯正されるなら効率的と思ったのです。
が、体幹が弱いため転倒リスクが心配でした。
そこでヘルパーさんから、
「椅子の上に置くだけのバランスクッションっていうのがありますよ」
との情報が!
早速、購入。
以来、ずっと愛用してます。もちろん、今も。
次に購入したのは、ストレートネックのためにと、ストレートネック用の枕。
これ↓
レビューの評判が良いのを購入しました。
普通の枕よりも心地良い!
もちろん、今も愛用中です。
そして、3つ目と4つ目に挙げるのはメチャ効果があったグッズです。
購入後、自主練して通所リハビリに行ったら、
「どこかで何かやってきた?」
と言われたほど抜群の効果でした。
3つ目↓
自転車こぎグッズ。
たまたま依頼された記事(webライターしてます)の執筆のため、検索していて知ったこと。
「腸腰筋(ちょうようきん・腹筋あたりの筋肉)とは、立っているとき、歩くときに使う。ここが弱ると寝たきりになってしまう」
腸腰筋! まさに私が鍛えなくちゃならない筋肉なのでは!
そして「腸腰筋は自転車こぎで、足を持ち上げるときに使う」と知りました。腸腰筋の筋トレには、自転車こぎが効果的と。
自主トレ用自転車、買うしかない!と思い、購入しました。
確実に腸腰筋を鍛えられます。
使用後に歩くと、足が出しやすく、動きやすくなります。効果を確信し、今も毎日寝る前に自主練してます。
そして、最後に紹介するのが「ストレッチポール」。
これです↓
大きいのはかさばるので、ハーフサイズを買いました。
入院していた病院の訓練室にあり、使ったときに気持ち良かったのです。
これ、使い方はいろいろですが、この上に寝転がって大胸筋を開いたり(巻き肩にも効果アリ)、腰に当ててぐりぐりしたりします。
固まってゆがんでいる筋肉がストレッチされて、超~気持ち良いです。
寝る前に、これでストレッチするのが至福のときです。もちろん、今も毎日ストレッチしています。いろいろ矯正されて、効果抜群です!
痺れは筋力UP とともに緩和?
入院してから手術までの1週間足らずのうちに、全身に痺れが広がり、感覚が失われ、首から下が動かなくなりました。
手術後に最初に右手が動くようになりましたが、全身に広がる痺れは引かず。痺れが強いから感覚も薄く。
それでも日が過ぎるにつれ、すこ~しずつ、痺れが緩和しているように感じてきました。
退院したころは足の裏の感覚もなく、立っていても、どこに重心がかかっているのかわからず、「転倒しそうなのでは?」と、いつも怖い状態でした。
それが、退院してしばらくして足の裏の感覚がすこ~し戻り、うれしかったのを覚えています。すこ~し感覚があるだけでも、だいぶラクです。
「痺れているから、動かない。痺れさえ引けば、動けるようになるのに」
と思ってきました。
痺れが引く→動くようになる、のだと思っていたので。
でも、リハビリをしてきて気付いたことがあります。
痺れているから動かないのではない、「筋力が落ちたから痺れている」のだと。
体って、通常、空気圧を筋力で跳ね返しているのだと思うのです。
私の場合、急激に筋力が失われたので、空気圧に圧迫されて、痺れが発生したのでは。
今まで何度か「痺れってどんな感じ? 正座していて痺れたような感じ?」などと聞かれてきました。
うーん、似てないと言えないこともないけど、圧迫され続けたときの痺れに近いような気がする、と思っていたけど、空気圧に圧迫されているがゆえの痺れだと解釈すれば納得。
実際、筋力がない(動かしにくい)ところほど痺れが強く、筋力がついてくると痺れも薄らいできています。
痺れをなくす、と考えるのではなく、筋力をつけることで痺れもなくなるのではと思います。
足元ではなく、少し先を見るように
足裏の感覚が少し戻ってきたとはいえ、痺れが強く感覚がないので、足の位置を確認しないと、足がどこにあるのかわかりません。
特に歩いているときは、足を見ていないと危なくて、常に足元を見ていました。結果的に、姿勢が悪くなっていました。
それが、今日、自主練で一人歩きをしながら、足元よりも、少し先を見ていることに気付きました。
少しずつ筋力が付いてきて、感覚も前よりも感じられるようになってきて、足の動きや足の位置が見なくてもわかるようになったのだと思います。
で、自然に足元よりも少し先を見られるようになったのだと。
それでも下を見ながら歩くのは、石ころなどにつまずいたりバランスを崩したりするのを避けるためです。
神様からのプレゼント
もっとスピーディーに回復するはずだったのに、2年でやっとここまで。
自主練をしていると、近所の方から「大丈夫?」「がんばって!」と声をかけられることがあります。見守っていただいているような気がして、ほんと、ありがたいです。
よちよち歩きながら、自分の体とじっくりと向き合えるこの時間が「なんて豊かな時間なのだろう」と思えています。「神様からのプレゼント」なのではないかと。
いろいろと整えるのには、これくらいの時間が必要なのかもしれません。
じっくりとマイペースで、大切なことに気付いていきながら、リハビリを続けます。すっごく楽しくて幸せです。
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![mari@リハビリ中ライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/5342904/profile_d8636934ba3727c1e26505932a3d9a9b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)