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優しいスタバ
高校時代、このスタバで何度心を休めただろう。
行事の朝練や、授業を抜け出し、「女の熾烈な競争」から離れたい一心で、ここのスタバに駆け込んだ。
わたしのこの行動を、「逃げ」だとか、「サボり」と揶揄する人もいるだろう。
それでも、わたしにはわたしを守る空間が必要だった。
ほんの少しの時間、たとえその時間が数秒間であっても、わたしは自分でわたしを守る時間がなければ、
生き抜くことができなかった。
わたしを無条件に愛し、守り抜いてくれる人がいなくて、自分で自分を愛することを知らずに必死にもがき、溺れかけていたあの環境で、
よく、高校を卒業できたと思う。
よく、自分が志望していた大学に現役で合格できたと思う。
わたしが命がけで成し遂げたことは、世間では「できて当たり前」と言われてしまうこともあるけれど、
「当たり前のこと」なんて、何一つない。
これは、わたしが必死でもがきながらも、努力して、努力して、起こした奇跡だから。
誰にも変えることのできない、わたしの誇り。
わたしの生きてきた証と軌跡は、「当たり前」という、
多くの人が使いがちなありふれた言葉になんかに置き換えることなどできない。
わたしの軌跡は、何があろうと絶対に変わらないし、
変えることのできない、かけがえのない宝物。
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