彼から連絡がきた
『ご機嫌いかがかな』
昨夜、彼からLINEがきた
ときおり
こうして彼からLINEがくる
生存確認。
体調確認。
おそらくそんな感じだろう
『なかなかね…2月だから』
『2月に何かあるの??』
『バレンタインもあったし誕生日もあるしね』
『ぬぬぬ…』
『毎年あったものがなくなると寂しいものよ…』
『マリちゃん しょんぼりかね』
『しょんぼりよ』
別れを告げた彼から
慰めの言葉をかけられる
なんとも複雑な感覚
一年の中で誕生日のある月は
誰でも特別な月ではないだろうか
恋する女性であれば
バレンタインのある2月は
また特別な感覚があると思う
別れを告げられてから
LINEで話す際に呼ばれる愛称が変わった
〇〇ちゃんだったのが
〇〇さんとか、〇ー
それだけで
とても距離を感じることになったのは
言うまでもなく
小さな変化に敏感に感じてしまう
失恋すると
だって心が繊細になるから
少し前に
〇〇ちゃんと呼んで欲しいな
と伝えたら
その後のLINEから
〇〇ちゃんと呼んでくれるようになった
彼の私への優しさ
できる限りの優しさを与えてくれる
〇〇のホーム(出会った某SNS)を見てるよ♪
『ポチッとしてくれてら嬉しいな』
『イイネしとくね(◦ˉ ˘ ˉ◦)おやすみ』
気にしてくれてるのは
とても嬉しい
でもなんだか
室内で飼われていた犬が
外の庭で飼われているような
そんな気になってしまった
LINEありがとう
彼の心の片隅に私が鎮座している
それは確かだと思う