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【分かりやすい!】資金操り表の作り方

今回は、前回に引き続き、
資金操りについてお話ししていきます。

では、早速解説していきます。

資金繰り表の作成事例

下図の資金繰り表の事例を元に、
1月の実績と2月の予定を記入するとします。

1月の実績、2月の予定は以下の通りとします。

売上:1月は200。現金売上は100、
   2月に入金のある掛けによる売上が100。

   2月は300。現金売上は150。
   残額は3月以降の入金である。

仕入:1月は160。現金仕入は80、
   2月に支払う掛けによる仕入れが80。

   2月は400。現金仕入は240。
   残額は3月以降支払いである。

販管費:1月2月とも50支払う

銀行返済:毎月10ずつ支払う

まず、売上を記載します。

1月分について、
現金売上は1月に入金があるので
1月実績の現金売上に100、

掛の分は、
2月予定の売掛金入金に100を入れます。

2月分について、
現金売上は2月に入金があるので
2月予定の現金売上に150を記載します。

掛の分は書く欄がないので記載しません。

次に仕入れを記載します。

1月分については、
現金仕入は1月に出金があるので

1月実績の現金仕入に80、

掛の分は、
2月予定の買掛金支払に80を記入します。

2月分については、
現金仕入は2月に出金があるので

2月実績の現金仕入に240を記載し、

買掛の分は
記載欄がないためここでは書きません。

また、販管費の支払いについても、
1月と2月ともに40支出があるので
販管費支払の欄に40を記載します。

最後は、銀行への返済を記載します。

毎月10返済するので、
財政支出の銀行返済の蘭に10ずつ記載します。

これで1月分の実績が出来上がりました。

2月の分について、
前月資金残高は1月末の残高となるので、

1月の今月資金残高の欄の数字を
そのまま持っていき、
2月末の資金残高を計算します。

このままでは、
2月末時点での資金残高がマイナスとなり、
資金がショートしてしまいます。

そこで講じる手立てとして、
以下のようなことが考えられます。

・仕入れを減らす

・仕入れの支払いについて掛けを増やす

・役員から借入をする

役員から100借入をすることによって
対応した場合

2月予定の役員借入に100を入れることによって、
資金がマイナスからプラスに転じます。

これで、
1月の実績と2月の予定を記した
資金繰り表が完成しました。

まとめ

資金操り表は、簡単に考えると、

普段自分でやっている、
給料の計算、その給料を何に使うか。

給料が足りない場合、
自分の給料を上げるために、他の方法で探すか。
それとも、今月は買いたいものを諦めるか。

みたいに簡単に考えると、
見えてくるものがあります。

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