無償減資って何?
消費税が、
8%から10%に変わったタイミングで、
中小企業への優遇措置が設けられました。
それにより、
納める税金もかなり違うことから
なんとか減資出来ないかという話題が
絶えませんでした。
今回は、その減資について、
詳しく解説していきたいと思います。
無償減資とは
無償減資とは、
名目的減資とも呼ばれる手続きのことであり、
資本金を減少させる「減資」のうち、
会社の純財産を減らすことなく減資を
行うことを言います。
資本金を下げるという手続きは、
会社の規模を縮小させるということであり、
減資は基本的に会社の業績が良好ではない
タイミングで行われますが、
決して実際の事業規模を縮小させることを
目指して実施されるものではなく、
その目的は
「欠損の補填による経営立て直し」
「株主への財産の払い戻し」
「更正等その他の目的」
の3種類に分類することができます。
無償減資は、
このうちの「欠損の補填による経営立て直し」
を目的とする場合に行われる減資の方法です。
たとえば、
資本金1,000万円の会社で、
損金が700万円出たとすると、無償減資によって
資本金を300万円まで下げれば、
その差額を欠損の穴埋めに使うことができる
という仕組みです。
無償減資の手続きは、
取締役会などで意思を決定したあと、
株主総会の特別決議によって承認されること
で行われます。
まとめ
このほかにも、減資をするメリットは、
税金の関係もあります。
資本金によって変わってくる、
税金は、どこまでが中小企業なのか。
そこが変わることにより、
資本金も変動することが多いでしょう。