![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69801336/rectangle_large_type_2_769a4155c0b89a2c94b22d18673baf4d.jpeg?width=1200)
初蝶
少し前のこと、他県の話ですが、鳥インフルエンザで大量の鶏が殺処分されました。
比べても意味がないかもしれませんが、鶏は殺処分されて、感染した人間や濃厚接触した人間は、ホテル療養をしています。
こんな時、基本的な人権を認められた人間でよかったと思います。
でも、猛烈なスピードで感染拡大しており、どれだけの人をホテルに収容するつもりや!と思ってしまいます。
何をやってもコストが掛かります。仕方ないかもしれませんが、未来の若者へ負の遺産を残さないで!と云うのなら、極力、感染回避する賢い行動を取るのは義務だと思います。
わたしは日々、R-1を飲んで、ホットCHAIで体を温めて、しっかりと腹巻きして、夜勤のない日は早く寝て、免疫力を高めています「えっへん!」(笑)。
それにしても、不規則な交代勤務や夜勤する職種の人たち、寝不足は免疫を下げるので、政府も三密回避や手洗い、換気のみでなく、「しっかり寝てくださいね~」と寝る権利と義務も、声を大にして言って欲しいです。
では、今日もよろしくお願いいたします。
猫の背をひと撫ですれば初蝶来
(ねこのせを ひとなですれば はつちょうく)
季語は「蝶」です。
まだ寒いと思っていても、日向ぼっこをしながら猫の背を撫でていたら、ひらひらと弱く舞う蝶を見ました。越冬した蝶でしょうか。
体温を感じられる猫と体温の無さそうな蝶。どちらも生きてるんや、と思いました。
冬遍路読経も凍てしコロナ禍よ
(ふゆへんろ どきょうもいてし ころなかよ)
季語は「冬」です。
わが家から、ほんの1キロメートルの所に、札所があります。最近はコロナ禍のためか、随分とお遍路さんも減りました。
以前は、大型の観光バスに運ばれてお遍路がたくさんやってきて、大きな声で読経をしていました。今は静かなもんです。
ただ、俳句の先輩より突っ込みあり。自分としても、「凍てし」がどうかなと思っていたので、来たか!です。
コロナ禍の読経静かに冬遍路
詠みたい内容は同じですが、凍てしではなく静かにしてみました。
風光る十七音ずつ瑠璃となり
(かぜひかる じゅうしちおんずつ るりとなり)
季語は「風光る」です。
五七五の俳句、たった十七音なのに、毎日、十七音を詠むたびにわたしの心が昇華されていく、と詠みたかったのですが、うまく詠めませんでした。
誕生石の瑠璃のごとく、わたしの心が美しくなっていくと詠んでみました。
ただ、瑠璃が季語を勝ってしまっている気もしますが、風が瑠璃色に光っている、ということにしましたが、今、ポンと浮かんできた句があります。
五七五詠むごと昇華風光る
(ごしちご よむごとしょうか かぜひかる)
でも、十七は文語ではどう読むのかしら。
五七五詠めば春告げ鳥高く
(ごしちご よめばはるつげ とりたかく)
季語は「春告げ鳥」、「鶯」です。
五七五の十七音を詠みますと、"春告げ鳥"と呼ばれる鶯が空高く舞い上がるかのように、わたしの心も上昇気味です。
それに、心だけでなく体の調子もいい感じ。頭痛とめまいが減ったのが嬉しいです。
五七五を詠んでも副作用はほとんど無いし、良いことばかりな気がします。
俳句へのリスペクトを込めて、十七音にこだわってみました。最初の二句は説明的です。
この最後の句がめでたくファイナルアンサーと思いきや、俳句の先輩より突っ込みです。五七五のリズムで、読むと春告げ鳥が分断の危機です。
五七五春告げ鳥の空高く
これがファイナルアンサーです!
サルだんごです。密です。