mar-マール猫エッセイ(26)noteのネタ、人生のネタ
ハルさん、noteなるものにハマって、毎日、noteのネタを探しています。
でもねぇ、平和に暮らしていたら、そんなに事件は起きないし、他人に語るような物語もそうそうありません。
せいぜい、猫のあたしの可愛さを語るくらいでしょうかねぇ。それも、毎日、毎度、語っていたら、さすがに書く方も読む方も飽きてしまいます。
noteを書かねば!なんて、ネタのためにわざわざ事件を探したり、起こしたり、人間って本当に暇ねぇ。
何もネタがない、「ハルさん!事件です」もない。平々凡々と生きられるのは幸せなことなのに、人間って平和が続くと平和ボケするとか、何か面白いことないかとか、我が儘を言っては、波風を立てようとします。
平和に暮らすことに物足りなさを感じたり、単調な平和を維持することに飽きたり、平和ボケした人間のなんて多いことでしょう。
でもね、あたしの猫暮らし、人間から見たら毎日が同じ、単調な日々に見えるかもしれません。
でも、お散歩するときは、肉球の下の地面に春の兆しを感じているし、山の実りが減って里山に降りてきた目白の囀りに耳を傾けて、彼らのお喋りの盗み聞きもするし、あたしの自慢の髭は小さな変化を感知しては、うふふ体験をしています。
だから、お正月が終わったと思ったら、もう2023年の1月も半ば過ぎ、こうやってあっという間に1年が終わっちゃう~と嘆く人間を見てると、それ、記憶に残るような充実した時間を過ごしてないからですよ!と言いたくなります。
(=゚ω゚=)(=゚ω゚=)(=゚ω゚=)
もの好きなハルさん、自分の人生をざっくり振り返って、気分の上がり下がりをグラフにして、何があったのかを書き込んでいます。
幼少期から18歳まではやたらと低空飛行で、下の方で小刻みに揺れてます。母上さんとの不協和音が半端なく、唇は噛みまくって形がおかしいし、髪の毛をむしるもんだから頭のてっぺんは禿げてるし、笑わないし、今とは別人です。もしも、あの頃に貰われていたら虐められてたな、あたし。
でも、18歳で家を出て、短大を卒業したら、父上さんにも母上さんにも相談せずに大阪で就職。病気して、オーストラリアに行って、中国行ったら怪我して、帰国したと思ったら今度はスペイン。またもや怪我して、やっと日本に腰を落ち着けたら何度も病気、手術の連続のハルさん。
リハビリがてらボランティアにのめりこみ、生態系保護と言ってはツキノワグマを追いかけてみたり、観光案内のお姉さんをしたり、語学学校で働いたり、全体的にはかなり低空飛行だけど、その中で振り幅が半端ないんだよねぇ。
やっとこさ看護師にたどり着き、そこからはほぼ横ばいの平和な日々の筈なのに、やたら研修会に出かけていく。人間関係でのたうち回る。
泳ぐのを止めると死んでしまう魚のようで、ずっとジタバタ足掻いています。そういえば一昨日は法務局が主催の勉強会にも行ってたみたいです。
偉そうに遺言書の書き方とか相続登記とか、にわかに仕込んだ知識をひけらかしていましたが、法律とやらが改正されて、相続登記をやらないと罰金らしいじゃないですか。ハルさん、抜かりはないと思うけど、大丈夫?
こりゃあ、noteとやらのネタには困らないと思うけど、あたしと遊ぶ時間はあるんですかねえ。
ハルさんのお膝で香箱座り。意地でも退いてあげないんだから、にゃ~。
to be continued