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遅咲きの悪あがき


遅咲きで悪いか三十路みそじ仏法僧ぶっぽうそう


負けん気が強くて、勇み足なわたしはいつもがむしゃらです。ただ、飽きっぽくて直ぐに目移りします。

気づくとやり散らかした仕事や趣味の残骸に埋もれています。

そこで取り入れたのが、何でも最後までやりきらずに途中で止めて、次のやりたいことを始めます。

それもやりきらずに、その前のやりくさしに戻って楽しくやって、また途中で止めてその前のやりくさしに戻ります。

同時進行で3つか4つ(これくらいがボッチリ)やるのが丁度良いみたいです。何も仕上がらないより、気づくと僅差で3つも4つも同時にゴールです。

やりきってしまうとどうもモチベーションが下がります。中途半端なところで終わらせるので、その続きがやりたい気持ちが残っています。

やりくさした時の高いモチベーションって、時間が経っても案外下がらずにあるもんなんですね。

ところで、以前にも書いていますが、看護師国家試験に合格したのは36歳でした。

看護師としては遅咲きな方で、同年代の人の多くは師長や主任でした。負けん気が強い、勇み足のわたし、3年で彼女たちに追いつくという無謀な挑戦をしました。

15年近くの経験の差。同じペースで経験していっても追いつきません。経験には、経験を支える知識が必要だと思っています。ただ、しばらく働いていると、多くの先輩看護師の知識は停滞していることが分かりした。

アップデートがされていないのです。長年の経験と慣れで働いていました。それでやれる仕事が看護師の仕事だなんて思いたくありません。

遅咲き看護師の巻き返しが始まりました。

得意な同時進行で、内科や外科、整形外科、色んな看護を横並びでバンバン経験、学んでいきました。

もちろん、こんな面倒な遅咲き、たくさんの敵も作り、やっかみから嫌がらせや虐め受けました。でも、より良い看護を提供したいという思いがあったので、敵はすぐに良き味方となりました。

申し送りは緊張するものです。特に怖い先輩看護師への申し送りは、緊張から鼻が詰まり呼吸困難に陥りました。

「すみません!」

途中で点鼻薬を差して、鼻の通りをよくして申し送りを再開しましたが、こんな繰り返しではいつか呼吸困難で死んじゃいます。

申し送りのコツを盗むべし!

申し送りの一番上手い、剃刀のミサと異名を持つ先輩に猛接近。年齢が近いこともあり、親しくなり申し送りのコツどころか、なんとスキューバダイビングに誘ってもらい、車を飛ばして柏島で一緒にやる仲になりました。

遅咲きの悪あがき、万歳!


夏薊なつあざみ暑気払しょきはらいの味噌貝焼みそかやき」


季重なり3連発(((((゜゜;)
暑さのせいと見逃してくださいな!