桜若葉
今日はフル休み。猫と遊ぶぞ!
風に鳴る桜若葉の陰に猫
桜の花も散って、若葉だけになった桜の木もいいものです。
我が家にはソメイヨシノと山桜の木がありますが、葉っぱの大きさによってか、単に風の通りによってかわかりませんが、山桜の木の葉音のほうが繊細な気がします。
汗ばむ陽気の日でも、桜の若葉の下にいるとひんやりしています。
父が車イスで移動していたので、スロープを作りました。今では、猫のマールがのんびりスロープで寝ています。
ここで、俳句の先輩からの推敲です。
猫歩む桜若葉の風の音
桜の葉陰に猫がごろんからの歩く猫です。
葉桜の小路は猫の散歩道
葉桜のスロープをしゃなりしゃなりと優雅に歩く猫。わたししか見てないのに、どうしてあんなに格好つけて歩くのかしら。
歩いてはゴロンと寝ころがって、腹を撫でてとねだります。腹を撫でると、起き上がり、またもや格好つけて歩いてはゴロン。
何度もゴロンをしながら、やっとこさ玄関にたどり着きます。
そういえば、ほんの半年かそこら前で、まだ車イスに乗った父がデイサービスから帰って来た「ただいま」の声が聞こえてくるようでした。
思い出す暇もないほど忙しいのか、もう思い出す必要もないほど元気になり、自分なりの新たな暮らしが始まったのか、最近では父の声も聞こえなくなりました。
わたしも猫も、またひとつ歳をとりました。