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ヨットっと


太陽とグラサン越しのにらめっこ


確かタスマニアを旅行したときだったと思うけれど、遊覧船が出航するには乗船者が足りないと言われました。

乗船者を10人だったかしら、はっきりは覚えていませんが、とにかく集めたら出航してもいいよ、と言われました。

年配のご夫婦と若いカップル、そしてお一人様のわたし。諦めることなく、何故か、俄然はりきって乗船しそうな人を探しました。

そしてとうとうをミッションをコンプリートして、遊覧船は出港したのです。

何を見たのか?全く記憶にありません。ただ知らない場所で、知らない人たちと一致団結して行動した達成感だけは覚えています。

タスマニアで忘れられない思い出はたくさんあります。ヒッチハイクしてやっとの思いで辿り着いたユースホステル。そこでテリーとジョンと知り合いました。

わたしより少しお姉さんのテリー、それからぐぐっとおじさんのジョン、意気投合して、テントと釣り道具、簡単な調理道具を持ってボートで1泊のキャンプに出掛けました。

ボートの上で釣りをして夕食、そして翌朝の食材をゲット、岸にボートをつけ、テントを張りました。

魚や持ちよりのハム、パン、ワインを飲み、ジョンのギターで歌い、楽しい夜でした。

ところが夜中から急に雨になり、テントにも雨が入ってくるし、火は消えて寒くなるし、このまま遭難か!

そこで教えてもらったのが、濡れても燃える木の存在でした。慌てることなくジョンらは木を伐採してきて火を起こしました。

熱い珈琲を淹れてもらい、なんとか人心地がつくとボートに乗り込みました。

ジョンがボートを漕ぎ、テリーとふたりしてボートに溜まっていく水を汲み出しました。

数時間後、ユースホステルの熱いシャワーの下にいたわたし、なんとなく幸せで、笑ってしまいました。


「暑き日はすき家のうな牛安上がり」


よく見ると海の高さがおかしい。向こう側の堤防の手前にヨットを描いたけれど、ヨットよりも海面が盛り上がっている。

しゃあないなあ。あの区域だけ暑さのせいで浮力が異常ということにしておこう(--;)

暑い夏のお昼、テレビ宣伝でみた"すき家の鰻牛"ですかね。